80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

若者たちの正義

 アメリカの大学で政府のイスラエルに対する軍事支援などに抗議する集会が開かれ、逮捕者を出す事態となっている。デモの多くはパレスチナに対する連帯を示すもので、イスラエルによる虐殺を非難し、武器の支援を直ちに停止するよう求めるものだ。デモはニューヨーク大学コロンビア大学、エール大学などで行われ、それぞれの大学で退去命令に従わなかったり、不法侵入の容疑で何十人もの学生が逮捕されたという。そもそもこれが新イスラエルのデモだったら逮捕者が出ただろうか、おそらく出ていなかっただろう。この点でアメリカには二重基準があり、そのあからさまな扱いに対して多くの若者が疑問を感じ怒っている。そんな若者らに難癖つけて逮捕するやり方はまるでベトナム戦争反戦デモの時のようだ。アメリカが正しい行いをしているならそれに対して文句を言う人は少ないだろう。しかし誤ったこと、特に多くの女性や子供たちが迫害され命を落としている状況に手を貸すような行いを決して受け入れられないと言う強い意思表示を学生たちは表現しているだけだ。若者たちの正義を求める行動を取り締まる大人たちもかつては同様の若者だったはずだ。彼らは間違っていない。間違っているのはご都合主義に塗れた大人たちだ。

朝から大忙し

 桜の花も散り、新緑眩い若葉が大きく葉を広げつつある。そんな勢いのある桜を眺めるのもなかなかいいものだが、この時期は注意しなければならないこともある。それは葉の生長と同じくして葉を食害する毛虫が大量発生するからだ。毛虫は成長すると7cmほどにもなり、片っ端から葉を食い尽くしてしまう。この毛虫は触れても毒は無いが、グロテスクなのは変わらない。発生の初期段階は太めの桜の枝の股の部分に蜘蛛の巣のような幕を張り、その中で3cmほどにまで成長してから拡散して葉を食い荒らすというもので、いかに拡散する前に見つけて退治するかというのがポイントとなる。今朝も桜の木をチェックしていると6本の桜の計5箇所で毛虫の発生を見つけ、手の届かぬ場所は脚立に乗って発生源の毛虫の集団を携帯式ガスバーナーで焼き払って駆除しておいた。殺虫剤を散布しても毛虫が散るだけで全てを退治することが難しく、それに対してガスバーナーはちょっと炙るだけで確実に退治できるのでお勧めだ。

朝仕事に行く前の時間帯でこんなことをしていたので後が大忙しだった。でも毛虫の集団は早期発見早期駆除が必須なので、その一部でも駆除できたことは大きかった。これからしばらくの間は朝夕桜の木をチェックしていこうと思う。 

ウクライナ支援

 ようやくウクライナを支援するための予算案がアメリカの下院議会を通過した。昨年末に予算が底をつき、新たな法案の通過が急がれる中、強硬派の共和党議員を中心とした反対勢力によって予算案は先送りにされ、それが原因でウクライナの前線での弾薬補給が滞りロシアの攻勢を許す結果となってしまった。このアメリカ議会の混乱が同盟国に与えた不信感は大きく、例えアメリカとの間に軍事同盟を結んでいたとしても、当のアメリカの議会が予算措置を認めなければアメリカは動けないということを世界にさらけ出してしまった。この事態はアメリカと対立する国々に要らぬメッセージを与え、その結果が今の混乱した世界状況の一因となっていることは間違いない。今回下院を通過した予算案はウクライナ支援だけではなくイスラエル支援と台湾支援も含まれており、その一部は借款と言う形をとることによって今まで反対して来た共和党議員を動かしたようだ。これも結局イランから直接攻撃を受けたイスラエルを支援するという項目が含まれているからこそ動いた話でその点は気に食わないが、ロシアの攻勢に対して防御する能力も無く、犠牲者を出し続けているウクライナの現状を変えるためには必須のことであり、遅ればせながらも予算案が通ってよかったと思う。今後上院を通過して執行されることになるが、実際ウクライナに武器が補給されるのはいつになるのだろう。ロシアがその前にと一気に攻撃してくる可能性も高く、迅速な受け渡しが為されることを期待したい。 

なんかうまくいかないね

 夏野菜のほとんどは苗で購入するのではなく種から育てている。今季も早いものは2月に種を撒き準備して来た。ただ、種からやると様々な原因で発芽しなかったり、発芽しても上手く生長しなかったりとなかなか難しい。今日も苗を一通り確認したが、2月に撒いたナスとピーマンの苗が虫の食害を受け半減していることがわかり、今からではちょっと遅いが慌てて種を撒き直した。苗の状態はちょくちょく確認していて、ちゃんと発芽していたので大丈夫だなと思っていて矢先にやられてしまった。例年は簡易ビニールハウスで苗を育てるが、今季は数が多かったため畑の畝に並べ、それに保温のためのトンネルをして育てていた。この方が全ての苗に日光が満遍なく当たっていいのだが、問題はナメクジやカタツムリ・バッタといった害虫被害を受けやすくなる点だ。でもまだ今の時期は気温がそこまで高く無いので大丈夫だろうと思っていたのがいけなかった。どういうわけか虫どもはナスとピーマンの苗を集中的に食害し、シシトウやトマトの苗の被害はほとんど無かった。ナスやピーマンは一度霜にやられたので種を再購入し撒き直したにもかかわらずやられたので非常に悔しい。物価高の昨今はタネの値段もかなりするので、こんなふうに2度も購入していると単純に苗を買った方が安くつく。それは分かっているがやはりここは試行錯誤しながら育てることにこだわりたいと思う。

情報錯綜

 一体どういうことだろう。

イスラエルがイランに報復攻撃を行ったという速報が流され、それを受けて日経が千円以上も値下がりしたというのに、今度はイランは攻撃を受けていないなどという報道もある。その一方で3機のドローンを撃墜したという報道もあって何が本当なのか分からない状態だ。これはあくまでも推測だがイスラエルによる攻撃は行われたものの、これ以上の事態悪化を避けるために攻撃をなかったことにしようとする動きなのかもしれない。イスラエルの攻撃が本当に行われた場合、立場上イランは再び反撃を行わなければ世論の怒りを抑えることができないだろう。そうなれば歯止めが効かなくなり全面衝突に発展する可能性が高い。

そもそも今回の件はイスラエルが先に攻撃を仕掛けたものにイランが被害を最小限に抑えた形で反撃したもので、これにイスラエルが反撃すること自体間違っている。もし今回本当にイスラエルが攻撃を仕掛けたのならイスラエルはそれ相応の罰を受けなければならない。それが道理というものだ。にもかかわらず米英は追加の経済制裁を発動するなどその二重基準ぶりには反吐が出る。

これ以上のエスカレーションは当然避けるべきで、双方特にイスラエル側がこれ以上の攻撃を行わないことが必須条件だ。

 

またも地震

 昨夜テレビを見ていたら家が一瞬『ギシッ』と軋んだ。体感的に揺れは感じなかったが、近くの県道を通る大型トラックの振動とは明らかに違うので『これは地震だな・・』と思ったよ。しかしそれが豊後水道を震源とする震度6弱もの強震の影響だとは考えもつかなかった。地震発生が夜中でもあり、すでに寝ていた人も多かったと思うのでさぞや驚いたことだろう。さらに高知県やその周辺の人たちは今回の地震南海トラフ地震が発生したと感じたんじゃ無いだろうか。まだ被害の詳細は分からないが、幸いにも現時点で死者の報告は無い。それにしても地震が多いと感じる。今年に入り震度5強以上を記録地震だけでもすでに10回以上あるというから驚きだ。こうやって地方各所で地震は頻発しているが、南海・東南海地震の想定域とされている周辺は不気味な沈黙が続いている。震度4程度の地震で地下に溜まったエネルギーが少しずつ解放されていればいいが、逆に溜まる一方だとその力が臨界に達した時、凄まじい揺れを伴う地震が発生し、大惨事を引き起こすだろう。

常に心のどこかで大地震に備えているつもりだが、普段は忘れがちで過ごしている。突如大地震に見舞われた時、果たしてちゃんと対応できるだろうか。そんなことを考えさせられた1日だった。

黄砂飛来

 このところの高気温でスギ・ヒノキ花粉も相当飛んでいるようだが、これに加えて黄砂が飛来して空が霞んでいる。自分は今のところ花粉症は発症していないので幸いにもアレルギー症状は皆無だが、黄砂に霞む空を見ていると何となく鼻がムズムズしてくるのはなぜだろう。花粉症持ちの妻は昨日から特にアレルギー症状がひどく出て昨夜は一睡もできなかったそうだ。2種類の薬を飲んだがそれでも相当辛かったみたい。妻曰く雨などが絡んで湿度が上昇した時にアレルギー症状がひどくなるそうだ。原因はよく分からないがその傾向は昔からだという。普段から花粉症持ちの人は黄砂の飛来でさらに症状が悪化する可能性があると言われているのでほんと迷惑な話だね。妻ほどひどくはないが同じく花粉症持ちの三女も今日は目が痒いと言っている。明日も引き続き黄砂が飛来するらしいので妻たちにとっては辛い時間が続きそうだな。