80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

武士らの夢の跡

patiroma2018-11-24

今日も朝からスッキリと晴れて快晴だ。

こんな天気の日には山登りが一番だ、ということで関ヶ原の戦いの際西軍を裏切ったことで有名な小早川秀秋が陣を敷いていた松尾山へと向かう。

子供の頃からこの松尾山の裾を流れる藤古川で幾度となく釣りをしたことはあるが、松尾山に登るのは今日が初めてだ。登山道も整備されていて、大人の足なら30分ほど。弁当を持って家族で登るには最適のコースと言える。

緩やかな登りが続く登山道は紅葉を終えた落ち葉で埋め尽くされ、彩りも綺麗だ。樹間から射し込む光が切り株に繁茂した苔を生き生きと輝かせている。

途中、何組かの登山者とすれ違い『こんにちわ』と挨拶を交わす。三女にはちょっと手強い段差の階段も、僕の手を支えにして『よっこいしょ!』と乗り越え乗り越え登ってゆく。

ちょうど身体が温まったくらいのところで小早川秀秋陣所跡に到着した。ここには元々山城があり、それを陣城として利用していたようで、各所に曲輪状の縄張りも確認でき、虎口や土塁、土橋に堀切といった防御施設も見ることができる。そういうことに夢中になっている僕をよそに妻や娘たちは弁当を広げ、わいわいやっているじゃないか。

ただ、昨日伊吹山が初冠雪したというくらいなので今日も北西風が冷たく、陣所跡の気温は昼だというのに10℃ほどしかなく身体がどんどん冷えてくる。

弁当を食べ終えるとそそくさと下山し、プチ登山は終了した。でも久しぶりの山登りは楽しかったね。家族も皆楽しめたようでよかったよ。

来週もチャンスがあればどこか登ろうと考えている。