80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

グリホサート

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この2月の寒い時期はまだ雑草の心配はしなくてもいいが、桜が咲く頃になるとそれまで休眠中だった雑草たちが一気に目覚め始め、その生長ぶりは凄まじいものだ。

そんな除草剤の出番が無いこの時期でもラウンドアップなどに主成分として使われているグリホサートの話題は熱いようだ。

ワシントン大学の研究によるとグリホサートに晒されることによって、発がんリスクが41%高くなるそうだ。一方その研究結果に異論を唱える除草剤製造メーカーなどは、グリホサートには発がん性は無く、安全であると言っている。

両者ともにそれぞれの研究結果を根拠に一方は危険性をもう一方は安全性を訴えているわけだが、第三者とすれば何を信頼すればいいのだろうか。

試験的にグリホサート系除草剤を使った身からすれば、発がん性の云々はさておいても、除草剤そのものが安全であるはずはないと考えている。あれだけ強靭な雑草を枯死に至らせる薬物が生態や環境にとって無害なわけは無く、かなりの範囲で汚染が進んでいるものと考えられる。タバコやアスベストのようにその当時は安全だと言われていたものが、後に覆された例はいくつもある。自分はいずれグリホサートも同じ道を辿ると確信しているし、そうしなければならないと思っている。