80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

伏見稲荷詣で

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大阪にあるアメリカ領事館で長女のパスポート更新手続きが済んだ後は、京都へ戻り奈良線稲荷駅へ。おそらく自分は伏見稲荷は初めてだと思うが、ひょっとしたら子供の時に来たことがあるかもしれない。なんとなく雀の丸焼きを売っていた辺りの様子に見覚えがあるからだ。でもデジャヴかもしれない。

まず稲荷駅に到着して驚いたのが外国人観光客の多さだ。小さな駅のホームがいっぱいになるほどの数で、それが伏見稲荷の本殿周辺となるとさらに激増し、とんでもない人だかりだ。

本殿への参拝を済ませ有名な千本鳥居の山道を登るとここも人、人、人でおまけにそれぞれが自撮りや記念撮影をしているのでさらに混雑している状態。ここを抜けさらに上を目指すがどこもかしこも外国人観光客だらけで日本人は2割もいないくらい。驚くべきは振袖・草履姿の女性たちが結構ハードなこの参道を喘ぎながらも諦めずに頑張っていたことだ。無茶なことだがこの情熱は敬服に値する。

『外国人が選ぶ日本の観光地No.1』に3年連続して選ばれただけあって、伏見稲荷は想像以上の観光客数だったね。

妻ともいろいろ話していたが、多くの外国人観光客が訪れる東京・京都・大阪の観光地はほぼ市街地もしくはその隣接地にあるのに対して、ここ伏見稲荷はアクセスが京都駅から電車で5分と近いにも関わらず参道はトレッキング級で山深い中を巡り、おまけに神秘的な異次元空間を体験できるところが好評価に繋がっているのだろう。

一の峰までを巡る参道を巡礼し下山した頃になって妻が『私ここに来たことがあると思う』と言い出した。なんでも20年くらい前にイギリス人の友人とこんなところに来たことがあって、『今思うとそれがここだったかもしれない。いや、間違いなくここだったはずだ』とのこと。『へ〜』とだけ答えておきましたとさ・・