80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

盾になる覚悟

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菅くんがバイデン大統領に会うため旅立ったが、これが苦難の始まりになるのかもしれない。なぜ各国に先んじて日本の首相が招かれたのか?当然米国の思惑がそこにはある。米中の対立が先鋭化する中、日本の立場は両国にとっても今まで以上に大きな意味を持ち始めている。米国にしてみれば日本との親密さをアピールし、対中包囲網の一員としてより踏み込んだ対応を求めてくるのは確実だ。曖昧が取り柄の日本にとって米国寄りの態度を取るよう要求されるのは苦しみ以外の何ものでも無い。日本にしてみれば今までの様にはっきりとした物言いを避け、のらりくらりとして利益だけを確保していきたいところだが、時代がそれを許さなくなって来ている。米国の傘のしたでのほほんと雨宿りを許された時代は終わりを告げ、自ら考え行動しなければいけない時代が始まりつつある。そこで日本はどう振る舞ってゆくのか?残念ながら今の政府に有能な外交官は居ない。米国の思惑は分かるが、それを理解できる人も少ないんじゃなかろうか。こんな無能の政府で果たして荒波を越えてゆくことは可能なのか?心配でならない。