80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

patiroma2006-12-02

ナルシストではないが鏡はよく見る。
朝、歯を磨いたあとじっと自分の目を見つめる。輝きはあるか?精気はあるか?曇ってはいないか?と。気分ではなく外から自分を客観的に見ることでその時の心の状態を知ることができ、『さあ行くぞ!』と気合いを入れることもできる。目の表情とは正直で負の連鎖に陥っている時はつかみ所のない虚ろさを、乗りに乗っている時は人を惹きつける力を感じさせる。
『悲しくて悲しくて涙が止まらない時は鏡を見ながら泣くといい。そうすると涙は自然に止まるんだよ・・』
今年他界した祖父が母の子供の頃によくそう言って慰めてくれたそうだ。
古来鏡には力があると信じられてきた。なぜか?
鏡がその対象の表面ばかりか、内面までをもありのままに映し込んでしまうからかもしれない。