80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

2011-03-01から1ヶ月間の記事一覧

年度末

今日は年度末。だからと言って何か特別なことをするわけでもなく、いつもと変わらぬ平凡な日常が淡々と過ぎてゆくだけ。しかし今はその平凡さこそが如何に貴重で大切なものであるかを知らしめてくれる。 平凡であったはずの日常は強大地震という僅か数分の出…

ある顛末

妻曰く、妊娠すると物忘れがひどくなると言う。 それは脳神経学的にそうなのか、それとも妊娠に伴う肉体の疲労などが起因してそうなのか、実際のところは分からない。しかし物忘れがひどくなっているのは確かで、よくそのことが原因で口げんかに発展すること…

心無き者らよ

他人の行動が理解できないことはしばしばあるが、川にゴミを放り込んでゆく者に対しては理解と言うレベルではなく、もはや人として相手をすべきではないと思っている。毎朝Jackieを散歩するコースにある橋の袂には今まで何度もゴミが不法投棄されてきたが、…

救援物資

千葉に居る弟夫婦に水と食料を発送した。報道では上水道の放射線レベルは低下し問題無しとのことだが、生後4ヶ月の乳児がいることだし取りあえず送ってあげようと言うことで、我が家の井戸水をペットボトルに詰め込んだものを7リットル分と、あとは向こう…

足だけなのに手足口病

昨夜、長女が寝る前に『Daddy、足が痛い』と言うので、足の裏を見てみると赤い発疹がポツポツと出来ていた。両足ともちょうどくるぶしくらいの高さまで発疹があって『これはひょっとして・・』と思いつつも、そのまま寝かしつけ朝を迎えた。朝になっても長女…

Easter party

もうこの季節がやって来たか・・という感じ。写真を撮っていてもつい先日同じ様子を撮ったような不思議な感覚に襲われる。歳とともに確実に時間の流れは加速しているのだね。 しかしファインダーを覗けばそこに映る子供達は大きく成長し、今や立派なお姉さん…

突然の発熱

家に帰ると長女の様子がどうもおかしい。首を変に傾けてぎこちない歩き方をし、べそをかいている。『どうしたん?』と尋ねると、首が痛くてたまらないと言う。妻によれば今朝から様子がおかしかったらしい。寝違いでもしたんだろうかと思い、長女の顔をのぞ…

女系

妻の出産を5月に控え、産前産後のサポートをするために義母が来日した。 シアトル発バンクーバー経由のJAL機は乗客がほとんど居らずまったく閑散としたもので、いつも定員一杯のことを思うといかに今回の放射能問題が影響しているかがよく分かる。 その義母…

資格の裏

とある資格の講習を受けに教習所に出向く。 今日はその一日目で講習は2日間、実技と講義で計16時間みっちり詰め込まれる。受講者は約40名、そうだな・・平均年齢は30代半ばといったところか。思ったよりも若い人が少ないな、といった印象だ。 それに…

科学者一家

妻の一家は皆科学者だ。妻曰く『自分も科学者を目指せばなれたはずだ』と言う。しかしよくあることで皆がそうだと『自分は決して科学者にはならない』と思うらしい。それで大学も日本風に言うなら『文系』を選び、血のルーツでもある日本について学んでいた…

卒園

早くも3年の月日が過ぎ去り、今日長女が卒園式を迎えた。 元気一杯にお別れの歌を唄う長女の姿を見て『大きくなったもんだな・・』と、入園した頃に思いを馳せる。何事においても我々夫婦を助けてくれる長女にはほんと感心し、頭の下がる思いだ。『なんでこ…

まったく平常

土曜日、いつものように近くの巨大スーパーに買い物に出る。 関東・東北方面では様々な物資の買い溜めの影響から品薄状態が続いていると言うが、我が地元を見る限りではその影響は少ないようだ。トイレットぺーパーや紙おむつ、カップ麺に米、それに電池とい…

悪夢

最近よく夢を見る。 その内容は空き巣に入られた夢だったり、車で事故った夢だったりでいい内容ではない。おそらくこんな夢を見るのも東北大地震の悲惨な状況を毎日見ているからで、危機的な原発の動向も相まって不安感が増し、その不安が良からぬ夢となって…

苦難

震災被災地では現在も過酷な状況が続いているが、そんなときふと気にかかったことがあった。 あれだけ多くの住宅が地震を耐えたにもかかわらず大津波に呑み込まれ、破壊された。おそらく多くの人は住宅ローンを組んでいたはずで、そういった災害の場合は残さ…

温度差

福島の原発事故の対応は世界各国様々で、その違いにはお国柄も伺える。 妻の国でもあるアメリカは、政府の反応はさすがに非常事態に慣れた国でもあって大人だと感じさせるが、一方一般市民はというと、アメリカメディア特有とも言える危機感・恐怖感を煽る報…

パンドラの箱

予想を遥かに上回るような今回の大災害がきっかけだったとしても、原発を造り上げ操業し、その恩恵を受けて来たのは我々人間なのだ。 政府や電力会社は近年『原子力発電はクリーンエネルギーである』と無責任な広告を繰り返し、それをまんまと信じ込む人も多…

拡散

妻と地震について話していたら緊急地震速報が流れ、そのうちふわふわと揺れだした。 震源は伊豆半島の付け根で震度6強、いよいよ大地は活動期に入ったのかも知れない。今日一日は原発で次から次に起こるトラブルに振り回され、放射線の恐怖に改めて気付かさ…

断水

復興どころか次から次へと深刻な状況が続き、常に崖っぷちなのにどこか開き直っているようにも感じさせる。 あそこまで徹底的に破壊されては、もはやどうのこうの言うようなレベルの話では無いのだろう。『すべてを振り出しから行う』答えは1つだけだ。原子…

震災3日目

被害の全容は未だ掴めず、ただ茫漠たる瓦礫の山ばかりが映し出されている。 街ごと津波に押し流されてしまった地域も数カ所に渡り、そこに住んでいた人々の多くと今も連絡が取れないという・・ 今日になってマグニチュードの値が9.0に変更され、史上4番目…

震災2日目

夜が明けると、信じがたい現実が広がっていた。 津波が押し寄せた地域の木造家屋のほとんどが壊滅し、どす黒く広がる泥土の海にぽつりぽつりとコンクリート製の病院や学校・アパートなどが島のように取り残されている。その屋上では救助を求める人々が必死に…

大災

『その時』、僕は現場で測量機器の設置をしていた。 いつもは簡単に設置できる機器が、『その時』は最後に水平を微調整する気泡管がなぜか横に揺れ、なかなか上手く合わせることができなかった。『何だこれ、おかしいな・・』と始めは自分の設置の仕方が拙い…

延々と

今朝、いつものようにNHKニュースを見ながら食事をしていると、福島県沖で地震が発生したとの報が入った。マグニチュードや震度的にも大したことは無かったので『大きな被害が出なくてよかったな・・』と思ったが、津波注意報が発令されたという。それが始ま…

寒気再び

もうええっちゅうのに寒気が押し寄せて来て寒いこと寒いこと。よもやこの時期に寒さよけのカッパを着て作業をせねばならぬとはね。 陽射しがあれば幾分寒さも緩和され体感的にもずいぶん楽になるのだが、今日は雲が次から次へと流されて来ては陽射しを遮り、…

夜明け

今の日本に政治家なぞ要るのだろうか? 僕は要らんと思うな。昨今の政治の動きを見ていると百害あって一利無しとはこのことだと感じてならない。あっさり辞任した前原にしてもそうだが、一体ヤツらに『覚悟』なるものがあるのだろうか?あるわけないよな。 …

やっとこさ

ずいぶん悩んだ挙げ句、やっとこさ実家の地デジ化が完了しそうだ。 先日コミュファの光回線工事が終了し、いつでも地デジでTVを見られる環境にはなったものの、いかんせんTVがアナログのままなので本格移行までには至っていなかったのだ。その後、金銭的負担…

夏野菜に向けて

雨の前の晴れ間を最大限活用して様々な夏野菜の種を蒔き、耕し、そして植え付けた。 種蒔きと言ってもまだ気温が低いので露地に直接蒔きは出来ず、育苗ポットに蒔いて簡易ビニールハウスで発芽を待つことになる。今日蒔いた種はトマトにキュウリ・ズッキーニ…

車のあれこれ

なぜか今日は車屋通いの一日となってしまった。 最近我がロードスターのサイドブレーキの効きが悪く馴染みのショップに持ち込むと、半年ほど前に故障して交換した右リアブレーキがサイドブレーキをかけた状態でも手で回ってしまうほどにまったく効いておらず…

プロローグ

そう仕事で疲れたという感じはしなかったが、娘達を寝かしつけている最中にまたもや僕が真っ先に寝てしまい、妻に起こされたのはしばらく経ってからのこと。しかしおかげさまで短時間だったけど深く眠ることが出来て頭はすっきりとしている。こんな風にいつ…

桃寒

桃の花も咲くのをためらうような冷気に包まれた一日、終始北風が吹き付け容赦なく体温を奪ってゆく。昨日と同じ装備で作業を続けるも身体は徐々に冷え、カイロをしていてもあまり効果が無い。陽射しに恵まれていたのが唯一の助けで、もし曇っているような天…

寒の戻り

寒気ぶり返して風おおいに冷たし。 こんな日に限って一日中吹きっさらしで立ちんぼだ。ウィンドブレーカーの上にカッパを着てもまだ寒く、久しぶりにカイロを腰に貼付けての作業となる。 ほんわりとした暖かさに慣れ始めた身体には今日の寒さはことさらこた…