80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

2007-12-01から1ヶ月間の記事一覧

いま思うこと

大晦日にあたり今年1年を振り返ってみれば、家族みな息災でありがたい年であったと言える。初夏には7年親しんだアパートからこの家に越し、住環境としては激変した1年でもあった。常々あまりモノを持ちたくないなどと思っているくせに年々モノは増え続け…

雪風

凄まじい風だ。台風接近時とほぼ同等の風がうなりを上げて吹き荒れている。この風に押し出されるかたちで雪雲が山々の峰を越え、平野部へと下って来る。この様子だと明日の初雪は間違いなさそうな気配だが、よりによってこの時期に寒波が襲って来るとはタイ…

妻子帰国

子供達が帰宅してから部屋が元の状態に戻るのに、ほんの数秒しかかからなかった。 それまでの静寂や虚ろさは嘘のように吹き飛び、いろんな物が飛び交いぶつかり合って、再び何か巨大なものが動き出したかのような感じだ。そうなったら、ぼーっとしていること…

ど忘れ

明日、妻と子供達が帰国する。僕はいつものように空港まで迎えに行くのだが『待てよ、何時やったかな?』とメールをチェックする。が、妻が送って来ているはずのフライトスケジュールが送られて来ていない・・そういえば『カレンダーに書いといた』と言って…

予測

『こうしたらどうなるか?』という予測は日々の生活の中でもよくあることだが、その予測が全く立たない、もしくはいくら考えても分からない、という機会に出くわすことも多々あるものだ。そういう時僕は考えるのが面倒くさくなって『ええい、ままよ!当たっ…

がらんどう

夜遅く家に帰り、玄関の鍵を開ける。そこにはがらんと広がった闇があるだけで物音一つせず温かみも無い。あるのは見慣れた空間と乱雑に置かれたモノ達のみで、そこだけは時間が止まったように何も変わらない。 外で待っていた猫をまず家に入れ、Jackieの散歩…

ニライカナイ

二十歳の頃、写真を撮ることに行き詰まりこの言葉に飛びついた。 ニライカナイ・・そんな理想郷があるなどとは信じていなかった。でも、何かが僕の中で動き始めていた。 理由なんてどうでも良かった。思い立ったらすぐに実行しないと気が済まない性分で、僅…

ひとりぼっちのクリスマスイブ

妻子がここにいなければクリスマスと言ったってどうこうするわけでもなく、特別な感慨も無い。 今日は朝から先週下準備をしておいた部材の組み立てに掛かる。ドリルで下穴を開け、コーススレッドをインパクトでねじ込んでゆく。持ち前のずぼらさを最大限生か…

南風

昨夜からの雨も朝には上がり、この季節としては暖かい朝を迎えた。 友人と遅い朝食を囲みながら旅行の話などをするうちに早くも陽は傾き始め、山の峰に茜がさし始めた。 おいとまを乞い、岬に向かって車を走らせる。 『久しぶりの海だ、ちょっと歩いてみるか…

冬至

友人宅を一年ぶりに訪問し鍋をつつく。 次々と話題を変えてはお互い言いたいことを言い、大いに談笑し、考え込み、時の流れに思いを馳せる。 あれからもう10年が経ってしまった・・ すべてのモノはかたちを変え通り過ぎてゆく。 自分達もまた、さまざまに…

おもちゃ売り場にて

仕事からの帰り道、買物をしようと立ち寄った巨大ショッピングモールには22時の閉店まぢかにも関わらず予想以上の車が止まっていて、『ああ、自分と同じような人はたくさんいるんだな・・』と思いながらおもちゃ売り場の前を通りかかると、こんな時間でも…

キラキラひかる

Jackieの散歩は朝は6時過ぎ、夜は10時過ぎに行っているので今の季節どちらも暗闇の中だ。それでも朝は明けの明星、夜はきらめく星々が見上げるこちらを楽しませてくれる。ウチの近所は街灯やネオンサインが多く、漆黒の闇とは程遠い明るい環境だがそれで…

ウイルス

とうとう現場からインフルエンザ感染者が出た。その人はここひと月ばかりの間ずっと風邪気味でマスクをした状態が続いていたのだが、昨日になって体調が悪化し医者にかかったらインフルエンザと診断されたそうだ。胃腸風邪をこじらせて身体が弱ったところに…

やわらか頭

カリフォルニアに住んでいる妻の弟の奥さんはルーマニア人だ。そして2歳になる息子さんがいる。この弟さん家族もクリスマスを実家で過ごすためにコネチカットに滞在中で、みんなでわいわいがやがやと楽しくやっているようだ。向こうは寒波の影響で雪が降っ…

疾走

朝晩ようやく冬らしい寒さになって来た。と言ってもまだこの辺り氷点下まで下がることもなく冷え込んでも概ね2℃前後、確かに布団から出るのは辛く思わず2度寝をしてしまうが、寝坊することなくちゃんとJackieを散歩に連れて行っている。朝は大体6時過ぎ頃…

ある週末

子供達がいない今がチャンス!とばかりにチャイルドシートの洗濯をする・・。なんか、妻子がいない時こそしたいことがありそうなものだが、1人でどこかへ行ってもつまらないし何よりも『やって欲しいことリスト』の脅迫感に捕われて洗濯したり、家の配線い…

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アメリカで立て続けに起きていた無差別発砲事件が、今回の佐世保での事件にどれほどの影響を与えたかは知る由もない。ただ、あるイメージを自殺した容疑者に植え付けていたのは間違いないだろう。狩猟をしないのに猟銃を3丁も持っていたということは、それ…

灯油か電気か?

子供たちが生まれてからの冬の暖房は安全を最優先してエアコンだけを使用している。石油ストーブやファンヒーターもあったが邪魔になるだけなので実家にあげてしまった。上の子が生まれた3年前はまだ灯油もそれほど高くなく、エアコンをかけている方が灯油…

国とは?

もともと国などちっとも信じておらず普段は距離を置いているとさえ思っているのに、いざ何かあったときは『なぜ国は何もせんのだ!』と怒りを爆発させる我がままな国民とはまさに僕のことだ。ただし、税金を納め義務を果たしている以上それは当然の権利であ…

そんなこと言ったかな〜?

国民年金の照合作業が行き詰まることなど十分予想できたことだ。参院戦前に晋三君が『やり遂げます!』と喚いていたことも票稼ぎのためのパフォーマンスだと多くの人が気づいていたはずだ。今回のことはそれが裏付けられたということ。ただそれだけの筈だ。…

夢と希望

いつから夢や希望という言葉を大げさなことだな・・と感じるようになってしまったのか? 夢や希望をどこか冷めた目で見るようになっていないか? いいや、夢や希望はあるさ!だがね・・と引いてしまう自分がそこにはいないか? 疲れてはいる、ストレスもある…

チェーンかスタッドレスか?

写真は昨年のもの、この辺りまだ雪がちらついてもいない。それどころか今日が初氷だったそうだ。そんな序盤は暖かい冬であっても近所に止まっている車は徐々にスタッドレスに履き替えつつあり、いつ雪が降って来てもいいように準備しているようだ。さて、僕…

3種の神器?

ついに手に入れた!アパート住まいの頃より欲しかったが工具を使って何かを作るスペースもなく今まで我慢しておったのだ。ホームセンターに行ったらちょうど型落ちのものを安く販売していて少し逡巡したあげく購入。3種の神器と言ってもライトは要らなかっ…

洗濯洗濯選択?

妻と子らが出立後始めての週末で、のんびりと行きたいところだがJackieは散歩に連れてけ!と哭くわ、掃除機をかけないかんわ、洗濯物は山のように溜まっているわでてんてこ舞い。それに加えて『やっておいて欲しいことリスト』なんてモノまであって週末と言…

風邪をひきまして候

ついこの間風邪が治ったばかりというのにまたひいてしまった。おそらく下の子に移されたと思うが現場の事務所でも何人かがひいているのでそこからもらって来たのかも知れない。とにかく鬱陶しいことに変わりはないが幸い症状は軽いようで下痢や発熱はないよ…

迷い

様々なことに迷い、結局なんの答えも解決策も見いだせぬまま忙しさを理由にほったらかし、忘れたころに再びぶり返してはまた迷うというまったく滑稽な悪循環の中で生きているような気がする。このままではダメだと愚痴をこぼしつつも良い考えが浮かばず、ま…

夜空

妻子が旅立ったこともあり今日から現場の帰り道に実家に寄り、晩飯を食べさせてもらうことになった。遅く帰って一人でポソポソと食べとるよりはその方が助かるし、あーだのこーだのといろんなことを話しながら食べとる方が楽しくていい。Jackyを散歩に連れて…

離日

妻と子らが義母と一緒にアメリカへ向け飛び立っていった。東海岸と西海岸を周遊し年末に帰国する予定だ。ニューヨークから車で2時間ほどの妻の実家周辺では昼間の気温もすでに0℃ほどしかなく、冷え込みが厳しいそうだ。どうやらカナダから寒波が南下してい…

区別と差別

人は何かと線を引きたがる。本来何も無き所に線は引かれ、それぞれの都合の良いように解釈され、利用されている。人々はその線を境として自分と人とを区別し、差別し、あたかもその線がもともとそこにあったかのように、そこにあるのが当然であるかのように…

春に向けて

ようやく紅葉が見頃となったばかりで春の話も無いもんだが、実はもう遅いくらいなのだ、と言うのは畑の話。秋は芝張りに掛かり切りだったため菜園予定地を耕すこともできず、ずっとほかってあったのだ。それが先日、家に帰ると妻がエンドウの苗を買って来た…