80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

2010-01-01から1年間の記事一覧

怒濤の日々

怒濤の日々が還って来た。 きれいに片付いていたリビングのフロアは、僅か数分で足の踏み場も無い程のおもちゃで埋め尽くされ、テーブルの周りは様々な形に切り取られた折り紙で色どられている。それらを片付けたとしても一瞬にして元の状態に戻るといった、…

妻子帰還

今日はひときわ寒さが厳しい。 午前中から降り始めた雪は積もることはなかったものの、この寒気の強さを見せつけるには十分だ。明日大晦日はこの冬最強の寒気が南下して来るというから、雪の正月になるのはほぼ確実だろう。一年の始めをまっさらで迎えるのも…

異常なし

先日受けた健康診断の結果が送られて来た。『すべて異常なし』とのことで少しホッとした。 郵便受けに入っていた封書が昨年よりもだいぶ薄くペラペラだったため、手に取った瞬間『ああ、これなら再検査の案内が入ってないな』ということで直感的に分かった次…

おせちを想う

夕方、冷蔵庫の中が空っぽになったので近くの巨大量販店まで買い出しに出向くと、突然空が光り叩き付けるような雨が降って来た。天気予報で雨が降るとは言っていたが、よもや雷雨とは思わなんだ。 駐車場に車を止め店の中に駆け込むと、そこはもうすっかり正…

これも修行

厳しい冷え込みの朝、布団の中から気温計を見ると室内気温は5℃しかない。寒いわけだ。 カーテンを開けると外は霜で真っ白になっていた。溜まり水には氷が張り、割ってみると厚さは5mmほど。氷点下2℃くらいかな。こんな寒いからと言うわけではないが、年内…

十何年振りかの再会

やっぱり同志とはいいものだな。今回山本君の遭難事故をきっかけにして再び連絡を取り合うようになった同級生と会うことになり、一路伊勢道を南下する。まだ二十歳前の学生の頃に一度だけ訪れたことのある友人の家に辿り着くと、『だいぶ太っちゃった』とい…

初雪

昨夜から風荒れ狂い、気温一気に下がる。 それでも朝目覚め雨戸を開けると、意表を突く青空が飛び込んで来た。 『なんだ晴れとるやんか・・』Jackieの散歩に出ると、身を刺すような冷たい風が唸り声をあげて襲って来る。 遠く西の空は白く霞み、いつこの辺り…

ジャンボ同盟

昨日急遽発足した『ジャンボ同盟』との盟約により、発売最終日の今日、宝くじを10枚連番で購入した。 宝くじを買うのは何年ぶりのことだろう?毎回宝くじが発売される度に買おうかな・・と思いはするが、宝くじの購入は妻からかたく禁じられているので、気…

すべて美味し

気の置けない仲間で囲む食卓のなんと楽しきことか。 話は尽きず、笑いは絶えず、ただ時間ばかりが過ぎにけり。 口中にヒリリとくるタイ料理の辛さも心地良く、気分はもうバンコクのマーケットにいるかの如し。おいしい料理をありがとうございました。 帰宅後…

いぬとふたり

月明に わが影ふみて オリオンの 見あぐる空に 雲ぞながるる

耳かっぽじってようく聞け!

いつものようにJackieを連れて橋に差し掛かると、向こうからスーツ姿のサラリーマンが歩いて来た。そこで僕はふつうに『おはようございます』と挨拶したが、彼は何も言わずに通り過ぎて行った。『!!』なんと無礼なヤツだろうか!そこで振り向きざま『おい…

とある日常

昨日、町内の同じ班の人が亡くなった。確か70代前半だったはずだ。肺癌だったという。今年僕はこの班の班長をしているので、葬儀などがあった場合は町内の代表者として様々なことをせねばならない。ご遺族が連絡に来られた時もはじめ何を言っているのか分…

漏水

寒い朝、いつもよりゆっくり起きてカーテンを開ける。 すると外は全体的にうっすらと白みがかっていた。でも雪ではない、霜だ。『今朝は相当冷え込んだようだな・・』 すぐに階下へ降り上着を羽織ってJackieの散歩に出る。外は思っていたほど冷え込んではな…

しみじみと・・

妻が東海岸へ移動した。娘達をシアトルの義母に預けての単独行。コネチカットには妻の親父さんが健在で、もちろん会いに行ったわけだがもう1つ心配事があり、親父さんの奥さん(つまり妻にとって継母にあたる)の様子が最近どうもおかしく、妻はアルツハイ…

視点

人を切りつけておいて『殺すつもりはなかった』とは、これ如何に? どうも最近この手の輩が多いね。自暴自棄になり人を害す。『自分の人生を終わりにしたかった』と言いつつ、自分を刺すでもなく腹を切るわけでもなく中高生を切りつける。まったく・・愚かな…

冷えて候

現在の室温7℃、今晩はよく冷える。この分だと明日の朝は凍り付きそうだな。ただでさえ寒いのに、室内に猫と僕だけじゃちっとも暖かくならないね。Appleのアルミ製マウスの冷たきことよ。持っているとどんどん熱が奪われて指先が痛くなって来る。冬だけはプ…

雪便り

強き寒気来たりて友の里にも雪が降る。昨冬は屋根の雪下ろしが大変だったと言っていた友よ、君らしく近所のお年寄りの雪下ろしもやってあげたんだよね。みな雪を見ては君を思い出すだろう。 雪降りて 君が里にも 白き峰々

検診日和

最近は病院を訪れる機会が多くて、今日は自分の健康診断のため日赤へと向かう。 何度も訪れている日赤なので、健診はスムースに進んでゆく。その中でもお楽しみなのは肺活量の検査で、ここの技師が実にチアフルで面白い。彼が居て元気一杯指導してくれてるお…

くだらぬできごと

通勤途中でのこと、前を走っていた軽のドライバーが窓から何かを外に捨てるのが見えた。確かに服についていた妻の髪の毛や猫の毛、はたまた時折車内に張っている蜘蛛の巣や虫類などをつまんで窓から外に捨てることはあるが、それでもすぐ後ろに他の車がつけ…

老い

実家に寄り、母と一緒に祖母の入院する病院へと向かう。 まだ出来て間もない病院はガランとしていて人影も疎らだ。市民病院とはえらい違いだな・・と思いながら病室に入ると、4人部屋の窓際に祖母は居た。しかし先月見舞った時はふつうに起き上がり元気そう…

祖母入院

祖母がまた入院したという。 先月、市民病院で胆石の手術をして退院したばかりだが、その後どうも便秘がひどくなり下剤などではどうにもならなくなって、再び市民病院へ出向いたそうだ。ところが市民病院では検査すると言いながら一向に行う気配すら見せない…

そしてまたひとり

妻、義母、それに娘達がシアトルに向け飛び立って行った。 帰宅後、がらんとした部屋でひとり麺を啜る。1人で食べる飯なんてちっとも美味くない。思わず『やっぱ寂しいよなあ』と呟いてしまう。 これから年末にかけて一人暮らしの始まりだ。まずはそのリズ…

大国の小心

日本のような小国の人間が小心なのは筋が通っているが、中国のような大国がまるでダダをこねる子供のような対応しか出来ぬのは、いかにも醜悪だ。以前の中国には得体の知れぬ懐の深さと言うか、悠久の包容力のようなものを感じもしたが、いまやそれは失われ…

Second opinion

腎疾患の持病のある我が家の猫のことは前にも書いたが、先週そして今日と妻の友人から紹介された別の獣医に通い、治療を受けている。今まで世話になっていた獣医が悪いわけではなかったが、度重なる妻の質問にも妻が納得するように答えてくれなかったり、血…

四苦八苦

デジタルビデオカメラで撮り溜めた動画をアメリカに持って行って皆に見せると妻が言うので、さっそく編集に取りかかったがこれが大変だ。編集することなぞ考えずにべらぼうに撮っていたので、クリップが細切れになっているしミス撮影の部分もかなり多い。こ…

黒豆の日曜日

ぽかぽか陽気の日曜、回覧板を持って川のほとりを歩いていると、いつも朝の散歩で挨拶を交わす近所のおばちゃんがお孫さんを連れて向こうからやって来た。 『いい天気ですね。回覧板持ってきたんでポストに入れときます』と声をかけると 『ちょうど良かった…

逡巡

ほうれん草の種をじゃんじゃん蒔いている。と言ってもちゃんと時期はずらしているから、すべてが同時に収穫時期を迎えるわけではないがちょっと多過ぎたかも知れないな。なんせ長さ3mほどの畝6本分に様々な品種の種を蒔いたからね。生育の具合を観察するの…

ヌートリア来襲

再びヌートリアが出没し、よく太った大根を3本ほど齧られた。奴らの齧り方はイタチの鶏殺しにも似て、ちょっと齧っては次へというようにムカつく齧り方だ。1本丸ごと喰ったのなら、それはそれで大したもんだと感心もするだろうが、ほんのひと齧りふた齧り…

大荒れの天気だ。 日中は突然の大雨に見舞われ、洗濯物はずぶ濡れになってしまったと言う。午後から夕方にかけてはさらに風が強まり、いまも唸り音が続いている。時々突風だろうか、ヒューッという甲高い音とともにかなりの衝撃音が過ぎ去ってゆく。台風シー…

Disney day2

2日目。 昨年同様ディズニーシーへ行く予定は立てていたものの、前日の天気予報では雨が降るようなことを言っていたので、もし雨が降っていたらディズニーランドへ再度行く選択肢もありだな・・なんて考えて一夜を明かし、恐る恐る窓を開けてみるとなんと!…