80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

250円のツケ

patiroma2009-02-28

昨年11月に植えたブロッコリーが収穫期を迎え、立派ではないがスーパーに売っているものと同程度のものが収穫できている。次女はアレルギーがあり食べれないが、長女はこのブロッコリーが大好きで毎日かなりの量を平らげている。それならば初夏穫りのブロッコリーにも挑戦しようと苗を買いにファーマーズマーケットに行くと、ひと苗50円で売っていた。それを5本買おうと思いレジに行きリサイクルの小箱(通常苗を買うとこの箱に入れて渡してくれる)を先にもらえないかと尋ねると、対応したオッサンは『まず買物カゴに入れて持って来てもらわんといかんね。箱にいきなり入れると数をかぞえたり、もういちど入れ直したりするのが手間だからね』と言う。わけの分からんことを言うヤツだと思ったが、ここは素直に引き下がってレジのすぐ近くにある苗の所へ戻り、買物カゴはかなり離れた所にしか置いていなかったので5つの苗を抱えるようにレジまで持って行き、さっきのオッサンに『カゴは遠くにしかないので手で持って来た』と言うと、『カゴならここにありますよ』と、僕の立ち位置からは見えぬ場所を差して平然と言う。これにはブチ切れて『それなら何でさっきここにカゴがあると教えるなり、手渡すなりせんのや!』と詰問すると、『はあ〜、すみません』と口だけで謝る始末。そして僕が持って来た5つの苗を例の小箱にポソポソと入れてお勘定。あまりのアホらしさに『箱に入れると数えるのが大変やね』と嫌味を言ってやると、苗の生産者が違うものが複数混ざると・・・と、確かに正当な理由を言い始めたがこの場合はそれは通じない。ブロッコリーは1種類しか販売されておらず、バーコードも値札もついていない。なので『あんた、単なる嫌がらせをしとるんだろう。やっぱ買物は気持ち良くしたいよね』と言い、彼とはオサラバした。
たった250円の買物をするために気分を害され、腹立たしくてしょうがない。こちらは何度も苗を買った経験から販売員の手間も省けるので良かれと思い小箱を所望したのだが、単なるアホと思われたようだな。他の店員はよく気が利き、その仕事ぶりにいつも感心していたものだからこんな態度をされるとショックが大きい。ただ、今思うと気が利いてる店員のほとんどは女性で、男性では一人しか心当たりがないな。
まあ、こういった気の利かぬと言うより、自分の持っている権力を最大限ふるおうとする小さき人間はどこにでもいるもので、そんな人間相手にいきり立つ自分もまた愚かなのだろう。このオッサンとのやり取りの際、『そんな中国人のようなことをしとったらあかんわ!』と思わず口走ってしまったが、意地悪で無愛想な服務員が多かったのも10年以上前の話。直感的にオッサンと服務員がダブったからそんなことを言ってしまったが、言ったあとにそれは中国人に対して失礼な物言いだったと反省。
いずれにせよ、こんな輩とは関わらないにかぎる。