80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

母子離日

patiroma2012-07-15

5時起きしてちゃちゃっと朝食を済ませ、予定通りチェックインカウンターにて手続きを終えることが出来た。飛行機が出るまで間もないので妻や娘らはすぐに搭乗口へと向かう。しばしのお別れだ。身体検査の所まで名残惜しげに手を振って別れ、僕はそのままセントレアの総合案内所へ。と言うのも昨日空港へ遊びに来た際、次女がトイレに子供用の双眼鏡を置き忘れてしまったらしいのだ。アメリカにいる祖父母にクリスマスプレゼントとして買ってもらったもので、そのまま失ってしまうには惜しい。
総合案内所の美しいおねえさんに、双眼鏡の特徴や置き忘れたであろうトイレの場所を説明すると、すぐにパソコンで遺失物の検索をかけてくれ、そして『ございます!』と言ってくれるじゃないですか!しかも『もう少々お待ち下さい。すぐに持って参ります』とのこと。
しばらくすると次女が忘れた双眼鏡が無事に届けられ、これでしょげていた次女も救われただろう。すぐに電話して知らせてあげると喜んでいたさ。それにしてもさすが『日本』だね。ちゃんと遺失物として届けられているし、その後の対応もスムーズかつ丁寧で至れり尽くせり。こんなことは他の国ではまず無いだろうな。ほんと感心したよ。

双眼鏡にけりをつけたらスカイデッキに上がり妻子のtake offを見送る。いつもなるべく見ないようにしているが、今回は見ちゃったな。やっぱあんまり気分いいもんじゃないね。ドキドキしちゃうよ。
飛行機は勢いよく雲の中に消え、僕はひとりぼっちになっちまった。