80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

津波遠来

patiroma2012-08-31

やはり津波は恐ろしい。
今晩9時48分にフィリピン中部サマール島の東方沖146キロで起こったマグニチュード7.9の地震による津波への警戒は広く太平洋地域全般に出され、日本でも高いところで50cmの津波に対する注意報が現在も発令中だ。距離的に言えば相当遠距離にあるフィリピン沖発生のの津波でも影響を確実に受けることに改めて津波の恐ろしさを思い知らされる。もし地震の揺れを感じることが出来たとしたら『津波が来るかも知れない』と警戒することも出来ようが、今回のような遠距離の地震では揺れをまったく感じることはできず、ただ津波だけがじわじわと押し寄せることになり、多くの人は津波の到来を知らぬままに呑み込まれ『わたつみ』となってしまう。情報網が発達した現代に於いては様々な方法で津波の到来を知ることが出来るが、それも時と場合によりけりで確実とは言えない。そして津波自体も到達してみないとその実際の規模が分からないという不気味さを持っていて、なんかこう生き物のようでもある。
我々は直面する東海・東南海・南海地震の直接的な揺れに対する不安に加え、常に遠方の地震による津波の到来にまで心を砕かねばならないことになる。それらはいつ何時襲って来てもおかしくない輩ばかりで、そんなことを常に考えていたら頭がおかしくなってしまうだろう。ただし、心構えだけは重要で『いつかやられる・・』とだけは覚悟しておく方がよさそうだな。