我が家は姉の家で作られた玄米を分けてもらい、それを必要に応じて精米し食べている。
精米したての米はとても美味しく、そんな贅沢ができる環境をありがたいと思っている。
先日も米がなくなってきたので10kgの玄米を持って近所にある精米機まで三女と一緒に行った時のことだ。
いつものように100円玉を入れ、機械の中に玄米を流し込み、精米の加減を選ぶ『5分』ボタンを三女に押してもらうと、グオオ〜ンと機械が動き出しみるみる玄米が吸い上げられ、それからカラカラという音を立てながら精米が始まった。
機械の下部には精米された米を米袋に入れるためのシューターがあって、そこには一時的に幾らかの米が溜まるようになっている。足元にあるペダルを踏むと、ザーッと米が米袋に流れ込む仕掛けで、このペダルを踏むのが楽しみで三女はいつもついてくるのだ。
そして今回もシューターに米袋をセットして三女にペダルを踏むように促すと、三女は喜び勇んでガン!と一気にペダルを踏み込んだ。すると不思議なことにザザーッと精米が始まったばかりにしては明らかに多すぎる量の米が出てくるじゃないか!
こりゃおかしいな・・と確認用の窓を開けて中を見ると、精米した米がたっぷりとある。
『はは〜、これが親父殿が言っていたことか・・』
実は親父殿も2度ほどこんなことに出くわしたことがあるそうだ。つまり、自分の前に精米した人がどういうわけか米をすべて出すことを忘れて、機械の中に残したまま去ってしまうことがあるという。
今回のケースはまさにそれで、普通玄米は精米すると1割くらい量が減るが、今回は家に持ち帰って重さを量ってみるとなんと!5kgも増えとった!
よもやそんなに機械に残っていたとは思わなんだね。というか、そんな量を機械に残して行ってしまうなんて、一体何があったんやろ・・