80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

理念の国

patiroma2018-09-02

ジョン・マケインの死はアメリカに何をもたらすのだろうか?

筋金入りのリベラル派である妻も常々共和党ジョン・マケインにだけは一目置いていた。

それは彼が党派を超えた判断を常にしてきたからだ。当然相居れないところもある、だがそれを踏まえた上で今後どうするかということを大切にした人物だと思う。

トランプが連呼する『偉大なアメリカ』とは一体どんなアメリカのことだろうか?と考えていたが、その答えをジョン・マケインが教えてくれた。『偉大なアメリカ』とは、経済的な豊かさでも軍事的な強大さでもなく、それぞれの持つ様々な理念や理想が集約されて成り立つ国のことだと。

だが今のアメリカの姿はどうだろう、偏狭で臆病なトランプ病に侵され、日々アメリカはその価値を下げ続けている。短期的に見ればトランプ行なった政策の影響で株価は上がっているかもしれない、それは経営者としてならいいだろう、だが今は違うのだ。

理念無き者が大統領として国の行く末を決めるなんて、こんな悲劇は二度と起きてはならない。