80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

大河のごとく

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中国本土政府が成立を強く求める『逃亡犯条例』を阻止しようと200万とも言われる香港市民がデモを行い、それに対し警察が催涙ガスで応酬するなど緊迫の一途をたどっている。

一国二制度を堅持すると約束したはずの中国政府は案の定法的にも香港を支配すべく、あからさまな一手を打ってきた。行政府はそもそも中国政府の傀儡なので、言われたことを忠実に実行するだけで主権も何もあったものじゃない。

『このままでは何もかもが中国政府の監視下に置かれ、民主主義は消されてしまうという香港市民の危機感は相当なものだろう。事実中国政府が徹底的に弾圧しているウイグル自治区チベット自治区内蒙古自治区などは民族固有の文化さえも破壊され、迫害され、消されている。それと同じように香港人が持つ気風は否定され、歯向かう者は犯罪者として投獄され、中国本土に送られて2度と会うことは無いだろう。

長年にわたって目の上のコブであった香港を支配下に置くため、中国政府の攻勢は今後も激しくなるばかりだ。それに対する香港市民の行動こそ、自由を守る闘いそのものだ。