80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

停戦合意

 イスラエルレバノンが停戦に合意したというが、全く期待していない。イスラエルは合意違反があれば攻撃を再開すると言っておりその実効性は疑わしい。今回の停戦合意は任期を終えるバイデンの顔を立てたもので、ネタニヤフが本気でヒズボラとの停戦を望んでいるとは到底思えない。おそらく仲良しのトランプが大統領に就任したら何らかの理由をつけて攻撃を再開するのだろう。そもそもこの停戦は60日間という期限付きなので、ちょうどトランプ就任とタイミングが合っている。ただ当のトランプが戦争をやめさせると言っているので、ひょっとしたらヒズボラとの停戦を継続し同様にハマスとも停戦するかもしれないが、人質が帰還するまでは停戦に応じないのではないかと思う。ただ、イランがトランプ政権と対立するのは得策ではないと判断したときは、ハマスに何らかの圧力を掛けて停戦が実現する可能性もある。いずれにしても全てが流動的で今後どう展開してゆくかなんて誰にも分からないだろう。とにかく双方ともに攻撃を停止し、これ以上の死者を出さないことだ。こんな血生臭い殺し合いに勝者など存在しない。