80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

大潮

patiroma2009-02-10

妻が車をぶつけた。
と言っても人を撥ねたわけでも、他の車とぶつかったわけでもない。聞けば出産を控えたアメリカの親友にプレゼントを送るため近所の郵便局に出向いたが、いつもはガラガラなのにどういうわけかごった返しており、駐車場が空くまで15分近くも待たされやっと空いたスペースに焦って駐車を試みたのが運の尽き、見事車の右後部側面を電柱にヒットしてかなりの広範囲にわたって凹みや傷を付けてしまったと言う。帰宅してまずそれを言われたので『なにッ!』と見に行くと暗がりではっきりとは分からないが、めっちゃ凹んどるやんか!この損傷だと電柱にズガン!とかなりの勢いで勝負を挑んだに違いない。なんか力が抜けるような感じがし、ムカムカと妻の不注意に対して怒りが込み上げて来たが、それを指摘すると僕がぶつけた時のことを蒸し返し、返り討ちに遭うのが分かっているのでここは一つただ黙って辛抱する。そりゃ、僕も何度もぶつけたことがあるし、車に乗っている以上起こりうることなので、そんなことに腹を立てていてもしょうもないこととは十分わかっているが、ここが人間として小さきところで分かっていても怒ってしまうのだ・・

今宵、大潮にてやはり月の運行が人間心理や動向、そしてモノに対して物理的な作用を及ぼしているのは間違いないだろう。現に昨夜は僕の車のヘッドライトが突然切れたしね・・。そう思うと妻がイライラして普段ならしそうにないミスを犯してしまったことも納得できるし、それに対して僕がムカつくのも説明できるが、これに限っては自分の保身的なご都合主義的解釈でしかないな。
ま、とにかく車が凹んだってちゃんと走りゃーどうでも良いことなんだ。ただ、見てくれが悪いというだけ。おそらく板金に出せば最低3万はかかるだろう。もちろん直す気など無い(ただ、明るくなってから見てあまりにひどかったら考えるけど・・)。なんか、たかが車のことでイジイジしてる自分が嫌になって来たな。さっきNHK世界遺産シリーズを見たのがいけなかった。多くの人が花粉症で苦しみ始めるこの季節、僕は他のことで悶々とし始める。それが些細なことでのイライラを助長する。が、やっぱり人間が成ってないだけのことだよな。反省。