80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

春は、はじまり

patiroma2009-03-06

一年で最も危険な月間に突入し、加えて友人知人各方面からの刺激がやっとこさ押さえつけている僕の『血』を誘惑し、なにかむず痒いような、イライラするような、それでいて心地良いような不思議な感覚を与えている。
ある知人はレバノンバクラヴァを食べて来たと言うし、ある友人は来週からタイへ旅立つと言うし、そんな話を聞くとなんかいてもたっても居られなくなり『もう解放するしかない!』と唐突に思うこともある。最近、アメリカ在住の友人から6月頃にマレーシアかインドネシアで落ち合わないか?家族みんなでおいでよ、という誘いを受けて、妻共々激しく動揺しているところだ。もちろん以前の僕らだったら何のためらいもなくOK!となり、そのまま前回はロンボク島止まりだったインドネシアの島々を巡る旅を再開したり、はたまたマレー半島を北上しタイへ入り、そこから世界各方面への野心をめぐらしたりと、ああ!こんなこと考えているだけで幸せだ!でも現実はそう簡単じゃないんだよね〜。僕はどうも一つのことにしか集中できない質で、1週間だけ休みを取って海外へ!なんて器用なことができそうにない。やっぱ行くなら最低月単位だろ、てな感じでたっぷりと旅情に浸れる期間がどうしても欲しい。そんなことを言ってるからよけい身動きが取れなくなっているのかもしれないが、現況家族も増え、持ち物も増えると身が重くなるのは宿命でもある。ならばそこをうまくやり繰りするのが腕の見せ所というもの、実際世界各国から旅に出た多くの家族を見て来たので、それを手本に各地を巡りたいという願望は常にある。が、まだ成し得ていないぞ。
 
そういえば昨日は啓蟄だったな。虫が地上に這い出て来る季節か・・新たなる世界へ飛び出すことでもあるな。そう思うとこの時期にむずむずして自分を抑えられなくなることも、虫に似て至極本能的なことなのだね。ならば本能のおもむくまま自分をめいっぱい解放してやりたい。

そう、春は、はじまり。