今朝、さっそくこの家をリフォームした建築業者に連絡すると、いろいろ世話になった担当者はすでに退社しており、代わりの担当者に取り次いでもらったもののどうも無愛想で印象がよろしくない。トイレの漏水の状況を話し、2年間の補償期間が半月ほど過ぎているがどうだろうか?と聞くと、にべもなく規則ですからという返事だった。まあ、金がかかっても直さないかんことは確かなので、修理に来てもらう段取りをつけてもらい昨日に引き続いて会社を早退する。
ロードスターをぶっ飛ばしてなんとか約束の時間に間に合わせ、いざ漏水箇所の点検の始まりだ。ここで便器と床面の隙間から漏水する旨を専門業者さんに説明すると、『おそらくこれは排水管と便器とを結合している部分にあるゴムパッキンからの漏水でしょう』ということになり、便器を解体することに。立ち会って見ているとさすがはプロで、無駄な動きなくあっという間に便器一式をバラし床面の排水口を確認する。すると案の定漏水しており、専門業者さん曰く『やはりゴムパッキンの劣化が原因のようです』と言う。しかしだ、TOTO製の便器一式でゴムパッキンが僅か2年で劣化して漏水するとは考えられない、もしそうだったらすべてのTOTO製トイレが2年ごとに解体修理が必要ということになる。なのでパッキンが原因ではなく、要はトイレ設置を施工した職人の人為的ミスでパッキンに傷をつけたか、うまく噛み合すことが出来なかったのが大本の原因であるはずだ。そう思いつつも顔には出さず担当者さんに『大手のTOTOがたった2年で劣化するようなパッキンを使用するとはけしからん!近所にあるショールームに怒鳴り込んでやる!』と勝手に息巻いていると、担当者さん曰く『いま点検させてもらって、修理箇所がゴムパッキンの交換だけだと分かりましたので、今回の修理費用はすべて我が社で持ちます』と言ってくれるじゃないですか!やったぜぃ。
この担当者、直接本人と会って話してみると電話の印象とはまるで違い、なかなかの好人物。専門業者さんがトイレを修理している待ち時間にいろいろと面白い業界話を聞かせてもらい、勉強になりました。おまけにこちらの本意も汲んでくれて至れり尽くせり。彼も聞く所によると営業ではなく建築現場の現場監督をしているということで、仕事柄馬が合うというか話しも噛み合い、これから何かあった時も頼りになるなという手応えがあった。これは大きな収穫だったと思っている。
さて、トイレ。パッキンも2箇所新品のものに取り替え、さらに粘土のようなものでシーリングして施工完了。みなさんにご苦労様をして、トイレの問題は解決した。これもほかって置いたら漏水が床板を腐らせひどいことになっていただろう。その点、我が家は運河よかったな・・と思っている。