80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

テロ再び

patiroma2015-11-14

まずパリのテロで亡くなった人たちの冥福を祈りたい・・

襲撃犯の何人かは逃亡中というので今後どうなっていくのかが気がかりだ。

しかしCOP21を控えて厳戒態勢であったにもかかわらず易々とテロを許してしまった点は、テロ行為を未然に防ぐことの難しさを改めて示していると思う。

特に襲撃犯が一般市民をターゲットにしている以上、むしろ完全に防ぐこと自体がほぼ不可能なことだろう。今回のようにコンサートホールやサッカースタジアム・レストランといった人が集まるところを狙われれば、守る方はこれらの施設を使用禁止にすることしか手がない。いくら入り口を厳重に警備しても、一人目が自爆し、すぐそのあとに続いてこられたら為す術無しだ。彼らはこういった作戦をシリアやイラクで実戦に投入して学んでおり、その点に於いても防げない。

今後EU諸国は正念場を迎えることだろう。難民問題も先行きが見えぬ中での今回の事件だけに、各国内では難民排斥を訴える右寄りなグループが台頭し、政治が不安定化する恐れもある。

それこそが襲撃犯たちの目的であり、EUを混乱させ、さらにその隙に乗じてEUそのものに浸透することを謀っているのだろう。これを食い止める術はあるのだろうか?