80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

猫とネズミ

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つい先程のことだ。妻それに三女と話していると、キッチンの方から何やらガリガリと音が聞こえる。また猫が悪さしてるかと思い見に行ったが猫の姿は無い。しかしまだガリガリという音は聞こえてくる。『これはひょっとして・・』と壁の方に耳をやると、音は壁の中から聞こえてきて、しかもさらに大きくなって明らかに何かを齧っている音だ。こりゃ間違いなくネズミだ。

猫を飼う前は冬になるとネズミが侵入して来ることが度々あり、その都度殺鼠剤で駆除していた。しかし再び猫を飼うようになってからはネズミの気配はぜず安心していたのだ。ところが先日真夜中に何となくカサコソという音がしていたので『ひょっとしたら・・』と思っていたらやっぱりだった。ガリガリと音がするところへ猫どもを連れてきたが、2匹とも興味をしめさずまさに穀潰し状態。ならばと煮干を持ってきて強制的ににゃあにゃあと鳴かせてみると、ネズミの物音はピタッと止んだね。さすが天敵の鳴き声には敏感だ。と、ここで思い当たる節がある。というのも昨秋突然行方不明になったバニーがとにかくよく鳴く猫だったので、ネズミは寄り付かなかったのだろう。対照的に残った2匹の猫はご飯時以外は静かなものなので、ネズミの侵入を許してしまったのだろう。

長年の経験でねずみの侵入路は把握しているので、暗い中懐中電灯を点けて在庫してあった殺鼠剤を設置しておいた。昨日シロアリ被害を受け壁をひっぺがした玄関内側にも設置しようとしたが、シャム猫の方が殺鼠剤の臭いに反応してエサだと思い込んだらしく、にゃあにゃあとせがんでくるのでここへの設置はやめておいた。まったく毎日エサをもらうのが当たり前になるとネズミにさえ興味を示さないんだから猫も地に落ちたものだ。ま、そうしてしまった人間が悪いんだけどね。