80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

古いという事は悪い事なのか

 自動車税の納税通知書が送られてきた。我がロードスターにはグリーン化税制15%重課適用が為され、毎度のことながら腹立たしい限りだ。古い車をメンテナンスしながら大切に乗っている事はあたかも悪い事だと言わんばかりの重加算税。早く車を買い替えさせるためだに導入されたこの薄っぺらの税制を見て、やはり日本はこの先ダメだわ、と思う次第。新しいものばかりを良しとし、古いものはどんどん切り捨てていこうという考え方自体が、利益だけを優先させようとする経済界の思惑のみを汲んでおり、EU諸国と比べて日本の文化性が著しく劣っていることをその点で証明している。古きものを大切にし、かつ新しいモノを貪欲に取り込んでゆく姿勢こそが持続可能な社会の実現に不可欠なことではないだろうか。

ただ単に回転率を上げるためだけの税制なんてものはEU諸国ではまったく受け入れられない物だろう。こんな浅はかな考え方はすぐに撤回し、モノを大切に扱っている人が報われる社会を国は目指すべきだ。