80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

夏至

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なんとまあ早くも夏至を迎え、ちょっと戸惑いすら感じる。

夏本番を目前に控える今のタイミングで日の長さがピークを迎え、徐々に短くなってゆくことに感覚的なズレのようなものを感じるが、逆に盛夏の猛烈な暑さの時に重なって日が最も長くなると、とても過ごせたもんじゃない。やはり夏の暑さのピークと日の長さのピークがズレていることには偶然かもしれないが深い意味があるのだろう。

これから冬至に向け日の勢いは日々弱まってゆくことになるが、気温は梅雨を経て一気に上昇し酷暑を迎える。その暑さがようやく治まって秋を迎え、冬の足音が聞こえ始めたと思ったらすぐに冬至だ。年々加速してゆくように感じるこのサイクルがやはり生物の最も根源的な営みを現わすものであることは間違いない。そう植物たちが教えてくれる。