80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

全く愚かなり


 とどのつまり銃規制に反対するのはトランプのようなバカ者たちなのだろう。サンディフックの時にも教師に銃を持たせようなんて話が出たが、銃所持を望む教師がどれほどいると思っているのか、例え強制的に持たせたり、武装警官などの警備員を配置したとしても、襲撃者がアサルトライフルなどで攻撃してきたら守ることなぞできるはずもない。映画のように悪者をやっつけてくれる人は現実世界ではまず現れない。それは多くの警官が1時間近くも突入せず子供達の犠牲者を増やしてしまった結果を見ても明らかだ。そもそもアサルトライフルが普通に購入できること自体が異常だろう。ライフルのような猟に使う銃や護身用の拳銃が憲法で認められた銃を所持する権利として認められるというならまだしも、アサルトライフルなんて殺人のためにしか使わない武器がそれも18歳で購入できるなんて信じられないほどアホな話だ。そんな銃が簡単に買えたら、世の中に不満を持つ人間が買って無差別に撃ちまくるなんてことは容易に想像できる。

建設的な話として、まず銃の所持に対してより厳しい規制をかけて銃を使用した犯罪の発生件数を調査してみればいい。規制をかけたにもかかわらず犯罪率に変化がなければ何か他の手を考えねばならないが、顕著に犯罪率が減ったなら銃規制が奏功した結果と言える。しかし現実はそんなレベルにも程遠く、利権まみれの連中が政治資金のためだけに人々の命を売っているという醜悪な状態だ。

やはり圧倒的な指導力を持った人間が現れない限り、国を二分する議論は纏まらず、その間にさらに多くの子供達が犠牲になるのだろう。これこそ『悪』に他ならない。