80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

反セレブ的独白

patiroma2007-10-23

セレブという言葉自体、日本的造語の中では短絡的で浅はかで個人的に嫌いな言葉だが、それを乱用し続けるマスコミも程度が低く呆れ果てる。今晩のNHKニュースでカルフォルニアの山火事の被害を伝えていたが、タイトルには『セレブの家も・・』とあり実際映画俳優数人の火事に対するコメントまで流していた。で、いったい何を伝えたいのかね?俳優らは口々に『山火事で大変だ!』と誰に聞いてもそう答えるであろうことしか言わないし、どれだけの豪邸に住んでいるかは知らねども家の一軒や二軒丸焼けになっても屁でもない連中ばかりなのだぞ!ワイドショウならばそれで良いのだろうが、ニュース、報道としてそんな取材のものを平気で流すとは何たることか!その大火災の陰では家を失い路頭に迷っている人々も多いはずだ、それをさておいてセレブとはな・・
近年、報道のあり方が問われる機会が増えているが、それも当然と言える。事実を伝えるためのニュースが単なるワイドショウに成り下がってしまえば最早、報道者として存在する意義などある筈がない。