80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

災禍

patiroma2008-05-05

またか、と思う。ミャンマー中・南部を襲ったサイクロンで亡くなった人は現時点で4千人を超えるという。昨年11月にバングラデシュ南部を襲ったサイクロンの記憶も新しいうちに再び未曾有の災害に見舞われたことになる。現在ミャンマー最大の都市ヤンゴンでも通行や通信が遮断され、詳細な状況が把握できないらしい。数十万人が家を失い、最終的な犠牲者数は1万人を超える見通しとも言われている。サイクロンに襲われたのが2日夜から3日にかけてと言うから、甚大な被害状況が世界ニュースに上がって来るまでにも時間がかかり過ぎのように感じる。これらは閉鎖的な軍事政権の情報統制によるところから来ていると思うが、このような災禍には迅速な対応こそが求められるのに偽政者の都合や思惑により多くの命が左右されることは誠に嘆かわしいことで、この点においてはもっとも忌むべき人為的災害と言える。ともかく1人でも多くの命が助かるよう願うばかりだ。


For The People Of Tibet