80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

旅券日和

patiroma2009-05-13

合計3万240円。何の値段だと思う?今日支払ったパスポートの発行手数料さ。その内訳は長女のアメリカパスポート代8240円、同じく日本のパスポート代6000円、僕の10年パスポート代1万6千円。こうやっていくつも重なるとかなりの額になるよな・・かと言って取らないわけにはいかないしね。

アメリカのパスポートの更新は月に1日だけ大阪領事館の領事が名古屋に滞在する日だけ可能で、為にひと月前には予約を取って時間を指定され、そして指定日の今日名古屋の国際センタービルへ。アメリカ合衆国名古屋領事館は、ごく普通のオフィススペースにあるのだが当然のごとくセキュリティは厳しく、まずエレベータを降りると廊下の端の方に警官が立っており、ドアを開けて中に入るとすぐにまたドアがありインターホン越しに用件と予約時間・予約者名を告げ中に入ることが許される。そこはまた個室になっていてガードマンが空港にあるものと同じ危険物探知機で荷物をスキャンし、金属探知ゲートをくぐらされる。ケイタイはここで没収され電源を切った上で一時保管庫に収納。そしてやっとこさバズーカ砲でも壊れんだろうと思われる重たいドアを開けると毎度の会議室風受付室となる。
会議室入室までの物々しい雰囲気とは打って変わってこの部屋に入ると実に打ち解けた雰囲気で、部屋の隅でオムツを替えようがなんら問題なく、スタッフも笑顔を絶やさず和気あいあいとしている。他の申請者達とも気軽に会話でき、こういう所はアメリカの良いところだな・・と毎回来る度に感じる。申請の手続きもスムースに進み30分ほどで済んでしまった。次来るときは次女のパスポート更新時の2年半後だ。

帰宅すると今度は日本のパスポートの更新へ。幸い県の旅券センターがごく近所なので手軽に行くことができる。受け付けに行くと平日のため誰もおらずガラガラだ。しかしここでいきなり引っかかる。僕の分は問題なかったが長女の写真がいけないと言う。何で?と聞くと、ニコッと笑った長女の口元から歯が見えているのでNGだと言う。アメリカのパスポートも同じ写真を使ったがこっちはまったく問題なし。それどころか『いい笑顔ですね』と言ってくれたほどだ。この辺でも両国の違いが分かるだろう。まあ、そう来るとは予想していたのでちょっとふくれっ面した予備の写真を出すと、今度は写真の顔の大きさが規定より数ミリ外れていると言う。そして『他に写真は無いか?』と聞いて来た。あまりの杓子定規ぶりにアホらしくなって『他に写真は無い!』と強く言ってやると、しばらく席を外して戻って来て『スキャンする時に僅かに拡大させるから何とかなる』という答えだった。何とかなるなら始めっから何とかせい!ということで、こちらも短時間だったが実にお粗末な内容だった。