80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

狼狽

patiroma2010-10-20

昨日少し触れたが、妻がIRS(アメリカの税務局)から受け取った2006年度に対する課税額は驚くべきことに約1万5千ドル。今の超円高のレートで換算しても120万円にもなる。しかもこの通知、よく読むとIRS曰く『なんども納税の案内を送っているにもかかわらず納税されなかったので、今月28日に銀行口座から強制的に引き落とす』と書いてある。しかしだ、納税の案内なぞこの最後の一通以外もらった覚えはない。しかも2006年度と言ったら次女が産まれた年でもあり、その年の妻の収入は100万ちょっと超える程度で、ちゃんと日本側に納税しているのだ。
当然のごとく妻は衝撃を受け、すぐさまIRSに問い合わせると案の定IRSの税を徴収する部署は引っ越す前の古い住所しか持っておらず、そこになんども納税の通知を送っていたらしいのだ。さらにおかしいのは他の書類はちゃんとIRSから届いているにもかかわらず、納税の通知だけ届いていないのは明らかにIRSの落ち度でしかない。それと異常なほど高額な課税額は、どうやら妻が日本でいう確定申告をする際の書類に勘違いして誤った数値を書き込んでしまったのが原因らしい。聞くところによるとアメリカの税に関する申告書類は極めて複雑でとても理解できる代物ではないと言う。ゆえにほとんどの人が会計士などを雇って収支報告しているのが現状らしい。それを妻が『えいやっ!』という勢いで出した所から今回の大混乱が始まってしまったようなのだ。簡単に言うと妻が保有している株式の収支報告に於いて、妻は書類にその年に売った株式の額だけ記入して提出してしまったが、正しくは株式を売った額と買った額を両方とも書かなくてはいけなかったらしい。この年の株価はよくなかったので売り買いで差し引きはほとんど同じで利益は無かったのに、妻が書いた書類を見ると株を売り逃げて大きな利益を確保したように見られ、それでとんでもない課税額になったということらしい。
IRSの説明によると今からでも修正申告できるようで、とりあえず税金の徴収は12月まで持ち越されることになった。しかし問題は税の申告書類が複雑過ぎて正しく書けないことで、結局シアトルに居る叔母の知り合いの会計士に税務処理をお願いすることになった。
これでなんとか120万円の納税からは逃れれそうにはなって来ているが、いまだ不明。

それにしても予想できぬ展開にて大狼狽したなり。


金は払えばなんとでもなる。払えなくとも命はある。我々は生きねばならぬ。


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