80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

桜花

patiroma2014-04-03

僕が植えた桜が開花した。ふた房合計6輪しかないつつましい開花だが、それでも十分満足だ。この桜がちゃんと根付いて生長してくれればもっとたくさんの花を咲かせてくれることだろう。

堤防の桜並木も、通い慣れた道沿いで堂々と枝を伸ばす桜も、なぜか広い河川敷に一本だけで寂しげに咲く桜も、それらすべてが誰かの手によって植えられたものなのだ。特に長良川の河川敷に一本だけで立つソメイヨシノは、最近の大規模な河川改修工事で他の多くの木々が伐られる中を生き残り、心配していた僕を安心させてくれた。生き残っても周辺をバックホウやダンプが絶えず行き来し、その影響で枯れてしまわないか?と気を揉んだが、逞しく花を咲かせてくれた。しかし、一体誰がここに桜を植えたのだろう?

これはあくまでも僕の見解だが、桜がある場所が河川敷の堤防寄りではなくずいぶん川に寄った場所でもあるので 、家でかわいがっていた犬や猫などが死にそれを埋葬したところに追悼木として植えたのではないか?と考えている。もし自分がそこに桜を植える理由があるとしたら、こんな展開では?と思ったから。

とにかく桜は話題が尽きぬ。