80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

鯉のぼり

patiroma2016-04-24

三女が『鯉のぼりが見たい』と言うので、垂井町を流れる相川の上を泳ぐ鯉たちを見に行ってきた。

天気が良かったのである程度の人出を予想していたが、西風がかなり強く吹いていたせいか人影はまばらでのんびりとした時間を過ごすことができた。

相川を横断するかたちで架けられたワイヤーに、寄贈された各種の鯉のぼり取り付けられ青空の中を元気いっぱいに泳いでいる。鯉のぼりの中には痛みの激しいものもあって、長年にわたって今日のような強風に耐えてきた歴史を感じさせる。

ただ気になったのはこうやって劣化した鯉のぼりの替えがいつまであるのだろう?ということだ。ここ最近では鯉のぼりを揚げている人を見ることはほとんどない。なので自然と鯉のぼりの寄贈自体が減ってゆくはずだ。そうなってくるとこういった鯉のぼりのイベントも立ち行かなくなるのでは・・なんてつまらんことを考えながら上に下にと身を翻しながら泳ぐ鯉のぼり達の健気な姿を見るとなんだか哀れささえ感じてしまう。

両親が自分のために揚げてくれた鯉のぼりもまだ何処かにあるはずだ。ひょっとすると甥っ子のところへまわったかもしれないが、いつかまたこの鯉のぼりも日の目を見る日がくるだろう。その時まで大切に保管しておこう。