80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

騒乱

patiroma2016-07-16

フランスのテロで驚いていたら、今度はトルコでまさかのクーデター騒ぎだ。

全く世界情勢はめまぐるしく変化し、それが全て負の方向に傾いているのが気にかかる。

とりあえずクーデターは未遂に終わったが、それでも多数の市民を含む200人近い死者を出す惨劇で終わった。このクーデターの大義はよく分からないが、騒ぎを抑え込んだことでエルドアン大統領の株は上がり、今後軍部内の敵対勢力狩りが熾烈さを増すだろう。同時にそれに反発する者らは地下に潜り、様々な勢力と交わって未来に禍根を残す種となるだろう。

ただ一つ言えることはクーデターを未遂で済ませたことで、トルコという大国が大混乱に陥り、ISやその他の武装組織の暗躍の場になることを防ぐことができたのは大きかった。

クーデターが成功していればその混乱は中東各国やEU諸国にも広がったことだろう。

しかし、クーデターは抑え込んだとはいえ国内に与えた影響は計り知れない。そこから回復するだけでも相当難儀することだろう。