80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

夏といえば・・

patiroma2016-08-27

娘たちは毎年夏をアメリカで過ごしているので、なかなか夏らしいことを日本でやるチャンスがない。そんな中で毎年八月最終土曜に開催される近所の花火大会が、唯一我が家の夏らしい行事と言える。

天気の心配もあったが雨に降られることもなく、花火会場は夜店も出てかなりの賑わいだ。河川敷に設けられた特設の盆踊り会場では『郡上なあ〜』で始まる『郡上おどり かわさき』が流され、多くの人が踊っている。

しばらくすると花火大会が始まり、小規模だがそれなりに味のある十分満足できる夏の夜を堪能することができた。こうやって堤防の上に敷物をひいて家族皆で見上げる花火はいいものだね。せっかくの夏休みなのに娘たちに何もしてやれない引け目を毎年感じているが、この花火大会で少しは穴埋めしている気持ちになっている。普段は買ってあげない綿菓子を喜んで買ってあげたりと、娘たちには気味悪く見えるかもしれないがね・・

今年の花火大会も盛大なフィナーレで幕を閉じ、白く烟った静寂の闇が戻って来た。

帰路、ぱんぱんに膨れた綿菓子の袋を大事そうに抱えた三女は超ご機嫌で、その様子に皆も自然と笑みがこぼれるのだった。