80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

イシガメ君、仲間入り

patiroma2016-10-10

子供の頃、僕らの地域でカメといえばイシガメのことを指しており、どこにでもいたわけではないが、珍しいというほどのものでもなかった。いま大問題になっているミドリガメは祭りの屋台で見かける程度で、そこらの池や川で繁殖していることもなかったし、クサガメは普通にいたけど捕まえると臭いオシッコをするのでイシガメより格下の外道扱いにしていたほどだ。

そんなイシガメを近所で見かけなくなって随分経つ。そしていまの家に越してきてからはミドリガメクサガメは表の川で見かけるけど、イシガメを見かけたことは未だ一度も無い。

そんなイシガメを妻や娘たちに見せてあげようと、子供の頃に父や弟とよく釣りに行った 関ヶ原にある川を何十年ぶりかで尋ねてみた。なぜここかというと、釣りに来るとほぼ毎回のようにイシガメがいて、たやすく捕まえることができたからだ。

そして現場に行ってみると、なんと道路を建設中で、絶好のポイントに近寄れなくなっていた。これにはがっかりしたよ。だって山の形が変わってしまっていたからね・・

そんなこともあろうかと別のポイントへ移動し川を覗き込んでみると、『いるいる!イシガメや!』と、とっさにタモを川に突っ込み、見事捕らえることができました。

本来ならよく観察してリリースすべきだが、イシガメが絶えて久しいこの辺りにもう一度復活させたいという思いもあるので、繁殖を目指すために数匹飼いたいと思っている。その一匹目が今日手に入ったのだ。

妻によってロッキーと名付けられたこのイシガメを大切に育てて、なんとかミドリガメの脅威から少しでも守ってやりたいものだ。