80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

日本は何もせず

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中国政府によるウイグル族に対する弾圧に対しアメリカ・EU・イギリス・カナダが制裁を発動し、オーストラリアとニュージーランドも懸念を表明したと言うのに、日本はいまだにはっきりとウイグル問題に対し意見を述べず『人権状況に懸念を持って注視する』と発表するにとどまっている。これは単に『様子見します』と言っているだけで、深刻な人権侵害に対し批判の言葉はひと言も無い。これは明らかに中国の顔色を伺ってのことであり、こういった面からも人権問題に関して終始甘い日本政府の対応は、欧米各国から見れば不甲斐無く、信用を裏切るものに他ならないだろう。間違いなく『やっぱ日本も同じアジアの国だったな』程度にしか思われず、国としての面目も危ういものだ。ウイグル問題だけでなく香港・チベット内モンゴル・台湾そしてミャンマーなどでも中国政府が裏で手を引き人権侵害を広範に行っているが、それらに対しても明確な非難声明は無く、曖昧な態度でスルーしようとしている。そういった曖昧な態度は欧米各国から最も嫌われるものであり、もういい加減そんなことは理解しておくべきだろう。ほんと情けない話だ。