80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

部活演劇


  次女が所属する高校の演劇部が県大会に進み、今日はその劇を見に行って来た。普段から劇の内容について聞いてはいたものの、実際に劇を観るとそのクオリティーの高さに圧倒されてしまった。正直自分は高校の演劇部をナメていた。部活の顧問が自ら書いたという脚本も素晴らしく、またキャスト達の演技も演劇部というより劇団級だった。次女は裏方の衣装係を希望して演劇部に入ったのだが、常々衣装造りで苦労している姿を見ていた手前、劇の終了後に観客からの『劇の衣装はどこから集めたのか?』という問いに 『全て手作りです』と、演出担当の子が答えると会場から『ええ〜、すごい!』と歓声が上がった。その時内心『俺の娘がその衣装を作ったんだぞ』と、なんかとても誇らしかった。

土日に関係なく毎日朝早くから夜遅くまで部活部活で、勉強をする時間もないほどのめり込んでいて、それに対し『いくら何でもやり過ぎだろ』と、どちらかというとネガティブな印象を持っていたのだが、今日の演劇を観てその認識は一気に変わった。勉強は後回しにしてもいいから演劇に全力でぶつかっていけ、と伝えておいた。次女にとって演劇部の仲間たちと何かを成し遂げる経験は、その後の人生に大きな意味を与えてくれるだろう。そういう機会はそうそう無い。だから自分も出来る限り次女のサポートをしてあげたいと思う。