80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

大きくなれよ


 昨年採取した卵から無事に孵化し、大事に育ててきたクサガメ13匹を冬眠シーズンが始まる前に表の川に放流した。はじめは500円玉くらいしかなかったのに今では甲羅だけで10cmほどにまで成長し、ここまで大きくなっていれば自然界に出てもよっぽど大丈夫だと思っている。クサガメの生息数はミドリガメの激増により年々減少しており、少しでも生息数が増えればとの思いでクサガメの子ガメを見つけたら保護し、ある程度の大きさになるまで育て放流するということを細々と行っている。その効果は分からないが、1匹でも表の川にクサガメが増えればとの希望は持っている。

カメの産卵シーズンは春だが、ここ数年はカメが堤防に産卵した直後にキツネなどに掘り返されて卵を全て食べられてしまうことが多発している。これがミドリガメの卵なら問題ないが、クサガメの場合はダメージが大きい。そこではっきりとクサガメが産卵した場所と分かるところならば卵を採取して孵化させるようにしている。そんな恵まれたケースはほとんどないけどね。

今日逃したカメたちが無事に育ち、産卵するようになってくれればと願っている。