80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

雑踏の恐怖

 国内外を問わず極力雑踏には近付かないようにしている。もともと人混みが嫌いということもあるが、海外においては特に不測の事態に繋がるリスクを避けるためでもある。これまでいろいろな国に行ったが、『これは危ないな・・』と感じてその場を離れたことは何度もある。それらは中国やインド、バングラデシュといった人口の多い国であることが多く、繁華街であったり、祭りなどのイベント時であったり、選挙期間中のこともあったりした。テロのリスクが高い国においては雑踏が狙われる可能性があるため、決して近付かないようにしていた。

今回の韓国の事故では皆がハロウィーンを楽しむために集まっているので、そんな雑踏もイベントのうちとして敢えて入り込んでゆく人も多かったのではないだろうか。そんな怖いもの見たさの『ノリ』が被害を拡大させた面もあるのではないか。もちろん地理的事情を知らず、群衆の流れに呑まれて事故に巻き込まれてしまった人がほとんどであったと思うが、この何が起きるか分からない怖さが雑踏の怖さでもある。この事故の教訓は、過剰な混雑を伴う雑踏には近付かない、ということだと思う。