80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

傲慢さ極まれり

 以前から何かと問題発言が多かった川勝静岡県知事だが、今回の発言はさすがに一発アウトだったね。だって明かに第一次産業に従事する人たちを無能だと侮辱する内容で、本人はマスコミによって都合のいいように切り取られた結果だと言って発言の撤回を否定したが、同発言を自分も見ての感想は間違いなく職業差別発言で、川勝知事が日頃から考えていることをうっかり口を滑らせてしまったと言うことだろう。その自身の痛恨のミスを認めたくないからマスコミのせいにしたに過ぎない。発言から1日経って各方面からの抗議が増したからだろうが、内容について第一次産業に従事する人たちを侮辱するつもりではなかったと謝罪していたが、その謝罪に何の意味もない。人々は川勝知事がどう考えているのかを知ってしまった。それはもはや消しようがないことだ。生活の基盤を支えるのが第一次産業であるのに、それを軽視する人間が県の知事を務めていていいはずがない。本人は6月議会が終わったら知事を辞すつもりらしいが、そもそもあれだけの発言をしておきながら6月まで知事に留まろうということ自体傲慢な考え方だ。ここは即職を辞して自身の発言の責を負うべきだろう。今回の発言はそれほど重いということを身をもって知らねばならない。