80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

時間の問題

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この梅雨時にインフルエンザの脅威が迫りつつある。

夕方、学校からの連絡メールで小学2年生の3組で7人のインフルエンザ罹患者と1名の高熱者が出たため、明日から当該のクラスは学級閉鎖とする措置が取られた。先日も季節外れのインフルエンザが広まりつつあるとこのブログで書いたが、それから状況が悪化していることになる。インフルエンザは冬だけだと思っていたが、どうも最近はこんな季節にまで進出するようになったらしい。

これから徐々に体力を上げていかねばならぬタイミングで出鼻をくじくようにインフルエンザとはタチが悪い。気温差の大きな天候のせいかインフルエンザの他にも胃腸風邪なども流行っているそうで、三女のクラスへも飛び火するのは時間の問題かもしれない。

あとは運を天に任せ、かからぬよう祈るのみだな。

一線

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連日行われている香港市民によるデモのニュースを見ていると、香港市民の持つ危機感がよく伝わってくる。香港の主権と認めると約束しておきながら徐々に締め付けを強くし、一国二制度を形骸化しつつある中国本土のやり方に対し、今回の『逃亡犯条例』の改正問題がその鬱積した不満に火をつけ、大きな怒りのうねりとなって現れている。

香港市民にしてみれば近年の中国本土による攻勢は苦々しいものであったはずだが、それを公然と非難すれば秘密裏に逮捕され、投獄されるリスクがあったため表に出ることはなかったが、そのギリギリの一線を超えてしまったのが『逃亡犯条例』なのだろう。これを易々と認めてしまっては、もはや2制度は消滅し名ばかりの香港が残るだけとなってしまう。要するに自立した『香港人』は消滅してしまうのだ。

香港人は今、自らのアイデンティティーを守るために闘っている。その様子を見てふと思う。もし日本が同じような状況に陥った場合、政府に対しこうやって立ち上がって闘うだろうか?と。国民無関心のうちに政府は着々と手を打って行くのだろうな。

前線通過

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早朝4時頃、激しい雨音で目を覚ました。『今日は大雨と言っていたからな・・』と浅い眠りの中で思いつつ、再び眠りについた。

7時に起きた時には雨は上がっており、曇り空なものの雨が降りそうな感じなしない。そのまま午前中は時折薄日が差すほどの天気でちょっと拍子抜けした。なにせ予報では大荒れの天気になるというから相当覚悟していたからね。でもそのおかげで畑仕事はずいぶんはかどったよ。てっきり何もできないと諦めていたから今日できた分は大きい。

午後3時ごろになって土砂降りの雨が降り出し、外作業もそれでおしまい。その後は降ったり止んだりを繰り返していたが、日が暮れてから前線の通過に伴う猛烈な雷雨に見舞われ、今も外は凄まじい降り様だ。家中の窓をぴっちり閉めておかないと雨が吹き込んできてずぶ濡れになるほどの横殴りの雨。この点で言えば大荒れになるという予報は当たっていたな。

明日は天気も回復に向かうようだからありがたい。何しろ洗濯物が乾かないからね。

陰謀

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全く不可解なことだ。

日本の企業が所有するタンカー2隻が攻撃を受け、炎上・損傷し、これについてアメリカは完全にイランに責任があると主張するも、その証拠とされる映像だけでは説得力がまるで無い。非難されたイランにしてもアメリカの主張通りイランが今回の攻撃をする動機が薄いように感じる。では犯人は誰か?ということだが、アメリカとイランの緊張を高めて最も得をするのはイスラエルサウジアラビアだろう。 アメリカ国内においても主戦派の力は強く、戦争をやりたいばかりの連中は利害関係のある国とつるめば何をやらかすか分かったもんじゃない。

ただここで気になるのは当の被害国である日本が今回の攻撃を非難しこそすれ、表立って何も主張していないことだ。 ここでも日本はお得意のだんまりを決め込んで、アメリカさんの言いなりになるのだろう。この点はイランの最高指導者ハメネイ師が不満を述べたところでもある。

被害国なのに蚊帳の外に置かれるなんて情けない話じゃないか。安倍がイランを訪問して会談した成果なんて、この事件でぶっ飛んじまったね。

15th birthday

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長女が15歳になった。

今年は高校受験という一大イベントがあるので何かと忙しい年になるかと思うが、本人はアメリカの大学を目指すそうだから、進路も周りの子達とは違ったものになると思う。

将来自分が何をしたいか、といったはっきりとした目標が無い中でとりあえずアメリカの大学を目指すように動くことで当座の目標ができ、長女としてもそれに向かってモチベーションを上げていくことになった。

周りが一様に高校受験という波に呑まれていく中で、どの高校を目指すべきか?その高校を目指す理由は何なのか?そもそも自分は何をしたいのか?といった自分を見つめ直す良い機会になっていると思う。

僕たち親としては一切強制することはしない。すべて本人に任せているのでかえって長女としては悩むことも多いだろう。しかしこれから先はそうやって進んで行かなければならない。

周りに流されず、型にとらわれず、自分で考え、時には悩み後戻りすることがあっても、納得できる道を歩んで欲しいと願っている。


長女よ、誕生日おめでとう

大河のごとく

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中国本土政府が成立を強く求める『逃亡犯条例』を阻止しようと200万とも言われる香港市民がデモを行い、それに対し警察が催涙ガスで応酬するなど緊迫の一途をたどっている。

一国二制度を堅持すると約束したはずの中国政府は案の定法的にも香港を支配すべく、あからさまな一手を打ってきた。行政府はそもそも中国政府の傀儡なので、言われたことを忠実に実行するだけで主権も何もあったものじゃない。

『このままでは何もかもが中国政府の監視下に置かれ、民主主義は消されてしまうという香港市民の危機感は相当なものだろう。事実中国政府が徹底的に弾圧しているウイグル自治区チベット自治区内蒙古自治区などは民族固有の文化さえも破壊され、迫害され、消されている。それと同じように香港人が持つ気風は否定され、歯向かう者は犯罪者として投獄され、中国本土に送られて2度と会うことは無いだろう。

長年にわたって目の上のコブであった香港を支配下に置くため、中国政府の攻勢は今後も激しくなるばかりだ。それに対する香港市民の行動こそ、自由を守る闘いそのものだ。

少しの勇気と誠実さ

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日曜の夕方のことだった。

玄関の呼び鈴が鳴ったので妻が出るとベトナム人だと名乗る青年2人が立っていたそうだ。そして彼らが言うには『ビワをもらってもいいか?』ということだった。

我が家の南にある堤防には僕が植えたビワの木が3本あり、ちょうどいい具合に熟しているところだ。それを見て勝手に採るのではなく、わざわざピンポンして、つたない日本語で許可を求めるなんて大したもんだ。もちろん『好きなだけとっていいよ』というとすごく喜んで『ベトナムにもビワはあるけど、もっと赤い』と教えてくれた。

この2人には妻も感心して『そうだ、レモングラスもあるから分けてあげよう』と彼らに植木鉢ごとあげると『あっ、サーだ!』と、ベトナム語では『サー』というらしいレモングラスにも大喜びして帰って行った。こういった正直者はなかなかいないもんだよね。

そして今度は昨夜10時頃のこと。

Jackieが吠えるので『何かな?』と思っていると、堤防からガサガサと音が聞こえてくる。それもビワの木の方からだ・・

木の方に行ってみると男女合わせて6〜7人ほどが闇に紛れてビワを採っているじゃないか!『こらっ!お前ら明るい時に来て採らんかい!』と大声で叱りつけてやると、『キャ〜』と悲鳴をあげて逃げて行った。

何人かはよく分からんかったがおそらくは中国人かベトナム人だろうと思う。

夜にビワを採るのは盗むのにはいいが、どれが熟したものかなんて分からない。先の2人のようにひと言聞いてくれれば『どうぞ』と言うだけのことなのにコソコソ盗みに来るなんて臆病者め。

これに懲りてもう採りに来ないとは思うが、警告のため強力なセンサーライトを仕込んでおいてやった。

何事も誠実さを欠いては為せんということだ。