80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

戦後70年

patiroma2015-08-15

快晴の澄み切った空のもと、祖父の墓参りに出かける。

ギラギラと照りつける日差しで墓石は触れんぐらいに熱くなっていた。そこへヤカンで水を注ぐ。御影石の上をさらさらと水が流れ、なんだか祖父が気持ち良さげにしているように感じられた。

祖父は太平洋戦争終盤、南方にあるトラック島に守備隊として駐屯していた。米軍の猛爆を受け壊滅的被害を受けたが、幸いにも米軍が上陸しなかったことで命を失うことなく復員することができた。

70年前のこの日、祖父はいったいどのような思いで終戦の知らせを聞いたのだろうか・・

黙祷