80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

関ヶ原遠望

patiroma2017-11-12

素晴らしく晴れた青空のもと、西へ車を走らせる。

ちょうど昼飯大塚古墳のそばを通りかかったので寄り道して墳丘に登り、360度のパノラマ風景を楽しむ。東には御嶽が白い頂を輝かせ、その左奥には乗鞍も見える。少し南に目を移せば木曽駒ケ岳の山並みも見え、それだけで何か嬉しくなってしまう。

ぐるりと向きを変え西を見れば伊吹山がそびえ、その山並みが南へ下りストンと落ちたところが関ヶ原だ。ここから関ヶ原方面をじっくりと眺めるのは初めてかもしれない。住居や工場等の建物は多いが思ったよりも見通しがある。この昼飯大塚古墳のすぐ東には関ヶ原合戦の前日に家康が陣を構えた勝山があり、その本陣からは夜間に大垣城を出て関ヶ原へと向かう三成隊の動きが手に取るように分かったはずだ。そんなことを想像しながらこののどかな風景の中で起きた遠い過去の出来事に想いを馳せるのもまた趣があっていいものだ。

しかしここにこれだけ大きな古墳を造ることのできた人物とは一体何者だったのかね。