80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

頂を目指す者、影を追う者

patiroma2018-05-21

登山家栗城史多氏が8度目のエベレスト登頂を断念し、下山する途中で亡くなった。

彼の死を知った時かなり驚いたが、残念とか無念だろうな・・などという感情は一切感じず、ただ『よくやった、本望だろう』としか思わなかった。

9本もの指を凍傷で失いながらも無酸素・単独登頂そして登頂の生中継など、なぜそこまでこだわるのか?と思わせるほど果敢に挑み続けた彼の人生は35年で終わったが、短かかったとは思わない。そのタイミングだったというだけのことだ。

山に挑む者は一体何にそんなに惹きつけられるのだろうか?

覚悟を持って山に挑み、そして散った彼を、彼の人生を僕は素敵だと思う。


黙祷