80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

赤い頓服

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今期は全国にインフルエンザ警報が発令されるほどその蔓延の程度は悲惨だが、インフルエンザが広くインフルエンザとして認識されるようになったのはいつの頃からだろうか?

自分が覚えている限りでは子供の頃はまだインフルエンザとなんて言っていなかった気がする。ただひどい風邪で高熱が出たので頓服を飲ませて休ませると言った程度の対応じゃなかったかと思う。高熱を出した時に飲む頓服は、赤色のパリパリした紙に包まれていて、とても苦かったのを覚えている。今思うとあれはどんな薬だったのかな。苦かったことからして漢方系だったのかもね。この赤色の薬とセットだったのが氷枕だ。今は冷えピタがあるから氷枕なんか使っている人はほとんどいないだろうが、子供の頃はよく使ったな。

あの頭の収まりが悪いブニブニした感じは何とも言えないね。

こんな思い出話は遠い過去のものとなり、いつしかインフルエンザという言葉が台頭し、当然のようになってしまった。今後もインフルエンザは進化しつつ感染を拡大させてゆくのだろう。いつか薬で抑え込める日が来るのかもしれないが、インフルエンザとの闘いはそう容易くはないだろう。