80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

北方領土の日

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北方領土の日』の今日、北方領土早期返還を求める全国大会が行われ、安倍くんも出席して毎度のことながらの中身の無い話をしておったが、問題なのは高齢の元島民が参加して催されているこの大会がまるっきり官製だということだ。

ロシアとの領土交渉は先行きが全く見えないというのに、ロシアに気を使って例年よりも大幅にトーンダウンして行われたこの大会に何の意味があるのだろうか?

ロシアは狡猾な国だ。ロシアが未だかつて信用に足る国だったことがあるだろうか?クリミアの例を見てもロシアがそう簡単に領土を手放すわけがない。それをまるで可能性があるかのように演出し、占拠者に対して気遣いも見せようとはね。ロシアは影で笑っているだろうよ。やっぱ安倍くんは御し易い、なんてね。

日本政府が交渉を先送りにしてきた代償はあまりにも大きい。すでに多くのロシア人が移住し、インフラや産業も定着しつつある。実質上すでにロシア化してしまっているのだ。

それら住民に出て行けと言うことはできない。ならばどうするか?と言うところまで踏み込んだ交渉をロシアに挑まない限り、いつまで経ってもロシアに振り回されるだけで、北方領土のロシア化が着実に既成事実化してゆくだけだ。全く嘆かわしいことだよ。