80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

御嶽よ

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御嶽山の噴火からはや5年か・・当時58名もの死者を出したという報道を見ると、改めてその被害の甚大さにただ驚くばかりだ。家族や友人を亡くした人々にとってはやりきれぬ思いばかりが募った苦悩の日々であったこととお察しする。なぜあの日、あのタイミングで・・と考えだすとキリがないのだろうが、突如山頂で失われた多くの命のことを思うと『なぜあの時』と考えてしまうのが普通だろう。

明日は我が友、山本君がダウラギリで雪崩に巻き込まれ遭難した日でもある。

地震もそうだが、自然は人間の営みについて一顧だにせずあるがままに振舞っている。それが自然本来の姿であり、時として非常に残酷なものだ。その自然の振る舞いに対して意味を求めること自体無意味なことなのは重々承知だが、何かしらの意味付けがないと前に進めない弱さこそ、人間たる姿だと思う。だから山に祈るのだ。