80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

アメリカ大乱

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ミネアポリスで起きた白人警官による黒人男性殺害事件の映像は信じがたいほどに酷いものだ。この行為に対するデモは全米各地で行われ、一部は暴徒化して破壊・略奪行為まで起きている。今まで何度も繰り返されてきたことがまた同じように起きた事に対し、全米は怒りと悲しみに覆われている。相変わらずトランプは相手をこき下ろし、挑発するような言動を繰り返し、まるで対立を煽っているかのようだ。事実暴動が起きた街では他州から来た白人グループによる扇動・破壊行為が確認され、逮捕者も出している。こういった混乱を利用するのはトランプの得意技で、心の内ではほくそ笑んでいるに違いない。ヤツはそんな最低の人間だ。

各地で火の手が上がる惨状に妻も心を痛めショックを受けているが、テキサス・ユタなど保守色の特に強い南部諸州で行われたデモの様子を捉えた写真に意外と白人の参加者が多い事について、『まだ希望がある』と少し安堵した様子だった。

新型コロナの影響で大戦以来の国難とも言える混乱の渦中に、人種の違いを原因とした対立がさらに先鋭化することを多くの人は望まないはずだ。今後の政治に人々が何を求めるかは大統領選の結果が示すはずだ。それ以前に今回の混乱の影響で新型コロナの状況が一段と悪化することは間違いなく、自分で自分の首を絞めるとはまさにこの様なことをいうのだろう。