一部の権力者による非道な行いは世界のどこかで常に行われているのだろうが、昨今の世界情勢ではますますそれが顕著になってきていると思うのは自分だけだろうか。トランプのような馬鹿者が対立を煽ったことで人種差別を助長しヘイトクライムが激増したことは事実であり、プーチンがやっているような弱者に対する攻撃もまたそれに通じるものがある。権力者は自分の力を誇示することを欲し、その欲を満たすためには情け容赦が無い。ウクライナの例を見ればよく分かる。中国においては習近平体制のもとウイグル人に対する弾圧は苛烈さを増し、チベットや内モンゴルに対する締め付けは彼らの文化を抹殺するレベルだ。最近は報道もされなくなってしまったがミャンマーの軍事政権による民主化勢力への攻撃は今も続き、同じく香港の民主化勢力も当局の力により厳しく抑圧されている。昨日起きたテキサス州の小学校銃撃事件も上院議員を中心とする権力者たちによって銃規制法案成立を阻止され、その結果多くの子供達が命を奪われてしまった。
とどのつまり世界はごく少数の権力者たちによって抑圧され、奪われ続けている。もういい加減そんな時代は終わりにする時だ。