80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

天安門32年

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あの天安門事件から32年を迎えた。

民主化を求め、大勢の学生が集まっていた天安門広場の熱気と、それを容赦なく踏みにじる人民解放軍の戦車部隊。明らかにあれは自国民に対する虐殺であり、中国共産党が何を守ろうとしているのかを明確に表している。

自国民に対するこういった行為は何も中国に限ったことでは無いが、32年経った今でも実際起きたことを無かったこととし、恐怖と脅しとで黙らせるやり方はあまりに露骨で許しがたい行為だ。しかも今現在ウイグル族に対して行っている弾圧も天安門と全く同じで、中国共産党の本質がここに現れている。だから中国共産党などこれぽっちも信用できないし、信用してはいけないのだ。

もしあの時の民主化運動によって中国が民主的な国となり、現在のような発展を遂げていたなら間違いなくアメリカに対抗しうる強国となっていただろうが、今の中国は未だに張子の虎だと自分は思っている。力で抑え込まねばコントロールできない状況は決して健全ではなく、抑え込む力に綻びが出始めた途端一気に中国人民の不満は爆発し、特権階級として強権を奮ってきた共産党員に対して熾烈な反撃を加えるだろう。中国とはそういう国なのだ。数々の王朝が倒されてきた歴史がそれを証明している。遅かれ早かれ中国共産党の向かう道は決まっている。