80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

イチゴ植えた

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暑い夏の間、ポットに移植し日陰で育てていたイチゴの苗を再び畑の畝に移植した。どれだけ植えたか数えなかったが、60本くらいはあったと思う。イチゴは寒さには強いが暑さに弱く、夏の強烈な日差しを受けるとすぐに枯れてしまう。だから親苗から伸びたランナーの先にできる子苗を採取し、ポットに移し替えて避暑させるのだ。この作業はなかなか面倒だが、そうしなければ苗は全滅し売っている苗を買うことになる。でもね意外とイチゴの苗は高くて何十本も植えるとなるとかなりの出費となり現実的ではない。そうなると手間をかけてでも苗作りをし、良い収穫のあった苗から子苗を採取することを続ければ一切買う必要はなく、持続させてゆくことができる。近所の人たちもみんなそうやって苗を受け継いでいるようで、人によっては何十年も自家苗を維持している人もいるようだ。とちおとめや濃姫といった銘柄苗を簡単に買える昨今だが、そうやって自家苗を維持してゆくことも本当に大切なことだ。種苗会社は一代交配(F1)の種や苗を大量に販売し、結果的には消費者の囲い込みを行っている。その影響で本来あった多種多様な品種が大量に失われつつあり、その自然淘汰ではない人間による選択的淘汰を個人的には大変危惧している。