80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

ネキリムシども

 野菜の苗を育てていて最も厄介なのがネキリムシだ。ネキリムシは蛾の幼虫のことを言い、名前の如く苗の根本を食害し伐り倒してしまう。まるで木を伐り倒すかのようにだ。これをやられるとせっかくいい調子で生長していた苗も突然伐り倒され枯れてしまう。自分が野菜の苗を買わずタネから育てるようにしているのは、買ってきた苗を植えてある程度生長した頃に伐り倒されると、代えの苗を買おうと思っても既に店頭に置いていないということが何度もあったからだ。もっともウチの場合は無農薬でやっているのでネキリムシにやられる確率も格段に高い。これがオルトランなどの農薬を使用していれば心配することはないだろうが、農薬を使わないと決めているから手間がかかる。昨日植えた苗もそのうちの2割くらいがネキリムシの被害にあっており、後で被害を受けたポットをひとつ一つ確かめると案の定大きなネキリムシが隠れていた。憎々しきネキリムシどもは即座にニワトリに献上し、数秒で処分された。今後しばらくはネキリムシとヨトウムシの被害を監視してゆく日々になりそうだ。